剣~つるぎ~

第陸話　花魁 ページ25

知念「…ぁ」



僕は目を覚ます



「あ、起きたか」



隣で声がする



そっと顔をそっちに向けると



知念「ひか…？」



ひかがいた



ひかは宏太お兄ちゃんの最側近



普段の生活でも宏太お兄ちゃんは料理が苦手だから料理とかもしてくれる



僕もひかの料理は何回も食べたことがある



…とても美味しい



八乙女「たく、薮が行けって言ったから来たんだぞ。



鬼…だっけ？



倒した後『せぶん』全員倒れてたって」



知念「全員…倒れてたの？」



八乙女「全員。



特に知念、お前は酷かったぞ。



丸一日眠ってたんだからな」



1日も…



八乙女「あれだな…岡本、だっけ？



あいつはすぐに起きたぞ」



岡本「一回気を失ったけどね。



運ばれてる時に目覚めたよ」



山田「お、起きたか？」



中島「まぁ…1番寝ててもしょうがないよ。



大ちゃんに肩食われたんだから」



肩を見てみると包帯が巻かれていた



八乙女「しばらく激しく動かすなよ。



後、今外に出るな」



知念「え、なんで？」



八乙女「花魁だ」



花魁…？



八乙女「花魁が今外を歩いてんだよ。



そんな姿見せたら色々大変だと」



高木「すいません、失礼します」



そこに高木さんが来た



高木「…花魁が皆さんをお呼びです」



八乙女「…行ってこい」



知念「ちょっと待って、準備もしなきゃいけないし。



なんで…花魁が？」



高木「わかりません。



ですが、【妖怪斬り】である皆さんを呼んでおられるんです」

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