【d!】私に逢いに来てください【短編集】 (ページ12)

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泥＿Tn＿鶴　※ボカロパロ　※失恋バットエンドページ12

※「泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて」という曲のパロディになります。結構捏造を含みます。
※失恋バットエンドです。Aさんが出てくる本編は後半からになりますがこちらも見るとちょっと楽しめるんじゃないかなと思います。

Tn「あ、愛梨さん。」

愛梨「あっ！おはようトントン君！」

朝の教室。
私に挨拶をしてくれたトントン君に挨拶を返し、そのまま世間話を始める。
そう言えばトントン君はAさんと仲がいいみたいだけど...付き合ってたりするのかな？
実を言うと、私はトントン君の事が好きだ。でもAさんはまさに才色兼備で私と比べると天と地程の差がある。
まぁ私が勝てる訳ないよね...。

愛梨「うー、私も才色兼備だったらなぁ...」

Tn「愛梨さんは愛梨さんのままでええと思うで？」

愛梨「えへへ、ほんと？まぁ生きてるだけでも十分良いよね！」

Tn「せやせや。俺はそのまんまの愛梨さんが好きやで？」

愛梨「ほんと？嬉しいな～！」

Loveの意味じゃなくても、好きって言ってくれるだけで嬉しい。
私って凄く単純だなぁ...。
ちなみにトントン君とは入学したときに席が隣になって話すようになったのだ。
それから一年経った今になるまでずっと仲良くしている。
そんなことを考えていると、Aさんが教室に入って来た。

『おはようございます。...あ、トントンおはよう。』

Tn「ん、おはようさんA。」

にこやかに微笑むAさん。
しかしそれはトントン君に向けてであって、私を見ると睨んでくる。
ひぇ、こわい...。でも、トントン君の事は諦めたくない。
今度、勇気を出して告白しよう！