・……9_Turu……・* ページ10
一日の終わりというものは自分が思っているよりも早い。
……我々ファミリー潜入二日目になった。
今日はどうしようかな、なるべく落としやすい人から落として行きたいけど……。
そんなことを考えながら歩いていると、医務室というドアプレートが見えた。
ああ、医務室の人に挨拶をしていなかったな。
無いとは思うけど、怪我をした時はお世話になる訳だし挨拶はしておかないと。
『失礼します。』
Snpi「あっ、もしかして新しく入って来た子？」
『はい。Aと申します。』
Snpi「Aちゃんかぁ、俺はしんぺい神！ぺ神とか適当に呼んでね。」
『……じゃあぺ神さんで。』
Snpi「ふふ、こんなに可愛い女の子がこんな所に居ていいの？」
『ええ、大丈夫だと思いますよ？』
……この人はぐいぐい行っても問題無さそう。
ちょっと攻めてみようかな？
片手でパタパタ風を煽りながら、上着を脱ぐ。
Snpi「……ふふ、結構露出多めな服着てるんだね？」
『少し暑くて……。風邪でも引いちゃったかな。』
Snpi「環境変わるとなり易いからね。今軽く調べてあげようか？」
『うん、お願いします。』
私がそう言うと、ぺ伸さんが診察を始める。
流石に人の体は沢山見ているのか、攻めてみても特に反応はない。
あー、結構強敵かも。
Snpi「はい終わり。特に異常はなかったよ。」
『そうですか。よかったです。』
どうしようかな。
此処は一旦撤退？いや、どうにかして落としたいところだけど……
でもこれ以上やって勘づかれてもまずいな。一旦撤退だ。
そんなことを考えながら出口の方に向かっていくと、何かに躓いて転びそうになった。
『わっ……！？』
Snpi「危ないっ！……大丈夫？」
『ご、ごめんなさい。わざわざ支えて貰って……』
これはチャンスだ。
受け止められたまま軽く胸を押し付けると、ぺ伸さんの体がﾋﾟｸﾘと動いた。
……これは、効果アリ？
Snpi「……気を付けてね？」
『ええ、ありがとうございました。』
そう言って医務室から出る。
ぺ伸さんにはこれからもボディータッチを増やして落とさないとなぁ。
そんな事を考えながら、私はﾆﾔﾘと口角を上げた。
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鶴(プロフ) - ReiHetaさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2020年10月4日 10時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 初めまして。この作品好きです。頑張ってください^^* (2020年10月4日 6時) (レス) id: 923b872494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 シアン | 作成日時：2020年9月18日 18時
