・……2_Shian……・* ページ3
ゾムさんに案内されてたどり着いたのは少し広い闘技場のようなところ。
Zm「うちのグループに入りたい奴はこの試験もクリアせなあかんで？」
女なのに、と明らかにに舐められてるわね。
それにだいぶ警戒されているようすすら伺える。
『ええ、勿論ですわ。それぐらいの覚悟くらい出来ててよ』
Zm「ふーん。ほな、お手前拝見と行こか？」
ニタっと笑って来たゾムに私も花のようにふわりと微笑み返した。
しかし、これで落ちると思ったが、そうかんたんにはいかない。
んー。少し緊張は溶けたみたいだからまだこれからね。
上層部の情報によると、彼は我々グループの戦闘狂であり、その姿は味方最大の脅威とも呼ばれているらしい。
私は上に羽織っていた上着を脱ぎ、地面に置く、勿論下の服は露出度の高い服。
ふふっ。どのくらい保つか楽しみね？
私は心の中で笑いながら1人そう考えていた。
まずは射程の正確さを見る試験らしい。
Zm「あ、得意な武器とかあるん？」
『どれも得意なのででどれでも平気ですわ』
私がそう返すと、ぞむさんは楽しそうに笑った。
成る程、やっぱりゾムさんは強い方が好きそうね。
なら、今まで培って来た力を見せるのみね！
そう言って私はまずは弓を取る。
心を落ち着かせて放つ。
しゆっと空気を切る音がして矢は的の真ん中を射抜いた。
Zm「……やるやん」
そしてゾムさんの方を見るが、彼は的に見入っていた。
今のところ、これなら我々グループに入ることは容易ね。
それに、ゾムさんが落ちるのも時間の問題じゃないかしら。
私は上がろうとする口角を必死に抑えた。
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鶴(プロフ) - ReiHetaさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2020年10月4日 10時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 初めまして。この作品好きです。頑張ってください^^* (2020年10月4日 6時) (レス) id: 923b872494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 シアン | 作成日時：2020年9月18日 18時
