・……16_Shian……・* ページ17
『元は私たちあなたたちと取引するために来たのよ』
とっさの機転をきかせてキッとオーナーに睨みをきかせて言葉を吐いた。
それに唖然としているシャオロンさん。
しかし、私はハンドサインで援軍を呼んでほしいと頼む。
私を心配しているような表情を見せたがすぐに隙を見て連絡をかけていた。
そして、私はオーナーに連れてれるままに倉庫の方に行く。
倉庫の前にはガラの悪い男たちがわらわらいて、全員オーナーの手下だという事は一目瞭然。
やっぱり援軍を頼んでおいて正解だったわね。
そう考えながら一歩足を踏み入れるとそこには山積みになった段ボールの箱。
成る程。これはもんだいにもなりますわね。
私とてハニートラッパーだ。
こう言ったもの所持している現場は見たことがある。
しかしこれほどの量を持っていたことがあったことは未だかつてない。
「これが六億で買い取った薬だ。
あの我々ファミリーとまさか組めるなんてな。店の奴らにはもっと頑張って貰わないとな。」
高らかに笑いながら続けるオーナーに怒りが収まらない。
私は強く拳を握りしめた。
女の子にそんなことさせて……
絶対に許せない。
この薬で一体どれだけの人が苦しんだと思っているの？
私は持っていたライターをつけて、火を段ボールに放った。
『薬なんかで人生が買えるなんておもわないことよ！』
火は一瞬にして燃え広がり、私達を取り囲むようにして火の海が広がる。
「お、おれの六億がっ……
クソっ！お前らこいつをやっちまえ！！」
そうオーナーは周りの男たちにいう。
それに答えて走りかかってくる男たち。
しかし私は次々に殴り倒す。
しかし、それを見かねてオーナーは一つ舌打ちをついたあと、銃を取り出した。
最悪だ……丁度銃をロッカーに置いてきぼりにしてきた。
それに伴って下っ端たちも銃を取り出す。
流石に私とて1人でこの数の銃と戦うのには無理がある。
そう思って動いた瞬間発砲音が聞こえた。
思わず目を瞑る。
しかし、いつまでたっても痛みはなく、私の体は気がついたら宙に浮いていた。
誰かに抱きかかえられたようだ。
恐る恐る目を開けるとニカッと笑った緑のパーカーを着ているあの人と目が合った。
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鶴(プロフ) - ReiHetaさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです！更新頑張りますね！ (2020年10月4日 10時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 初めまして。この作品好きです。頑張ってください^^* (2020年10月4日 6時) (レス) id: 923b872494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 シアン | 作成日時：2020年9月18日 18時
