88分目.シアン ページ42
シエロside
生徒会室に入ると知らない人たちがわらわらいたので思わず身構える。
シエロ「あれぇ〜？皆さん知らないお顔ばかりですぅ。」
そう言ってみると、1人の男の人がこちらに来る。
Sdi「あれ？？めちゃかわな女子2人もいたんだ！」
俺、a学園副会長のシディス・エヴラールって言うんだけど〜」
急にこっちに来て薄気味悪い笑みを浮かべつつ私の手を勝手にとって握手させて来るシディスさん。
なんで、α学園の生徒が此処にいるの？？
他にも女子も含めて、なんにんかは外に出て言ってしまったが結構な人数の人がいるみたい。
シエロ「あ、えーっとぉ。シエロ・ステラットです。」
それでもと思ってあわてて自己紹介を仕返すと、ニヤリと何か御満悦そうに微笑む。
な、なんか、背中がぞくっとしたのは気のせいだと思いたい。まぁ、いつも通りの男子嫌いが働いたのだろう。
すると、ドアが開く音がして振り返ってみるとショッピ君だったようだ。
Shp「シエロ先ぱーい！！」
そう言ってこちらに来ようとするがいつもと違うと悟ったのか、急に険しい目つきになってこちらに来る。
Shp「あ、先輩。その人誰っすか。」
シエロ「あ、あっ、えーとぉ。この人はぁα学園の生徒会の方だってぇ。」
そう、パパッと説明をすると、なぜかうでを引かれる
Shp「先輩。あんな人に構う必要ないっす。さぁ、行きましょ。」
それにつられて行こうとしたその時。
Sds「ねぇ。こんな束縛強い色々と面倒くさいやつ放っておいて2人でしゃべろ〜」
ぐいっと思いっきり引き寄せられてショッピ君から離れる。
そして、シディスさん、いや、そいつは私の腰を抱いて話し始めた。
Sds「ねー。シアンちゃん。あんな使えなさそうなのじゃなくてさ、
俺みたいなちょー良い感じの男子選んだほーがシアンちゃんの人生は煌めくぜっ」
そして、勝手に色々喋っていたが、私はもう話を聞いてるところではなかった。
腹の底からの怒りという怒りがこみ上げて来る。
そして、ついには堪忍袋の尾が切れたのだった
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作者名：鶴 シアン | 作成日時：2020年5月21日 17時
