87分目.鶴 ページ41
クレアside
私は今トンちゃんと一緒に生徒会室まで向かっている。
理由はよくわからないが、先ほど放送でロボロさんに生徒会全員集合だと言われたのだ。
そんなことを考えている間に、生徒会室に着く。
Tn「邪魔するで〜」
クレア「失礼します...。」
Gr「...あぁ、トントンとクレアか。」
「え〜？めっちゃカワイイ子いるじゃ〜ん！クレアちゃんって言うの〜？」
クレア「...へ？」
生徒会室に入ってきて早々に知らない人に話しかけられる。
ざっと見たところ5人はいる。...もしかして他校の人？制服が違うし...。
クレア「え、えっと...？」
Tn「...お前誰やねん。」
「えぇ？グルッペン君から聞いてない？」
Gr「...唐突ですまないな、この人達はα学園の生徒会なんだ。」
「こんなにカワイイ子がいるなら去年も来ればよかったなぁ〜。」
クレア「...α学園...。」
α学園というのは、この学園の一番近くにある魔法学園の事。
確か属性持ちがこっちより多いんだっけ。
Slt「俺、α学園3年のセルト・サム！セルトとか適当に呼んでね！」
クレア「...クレア・イーヴィルです。よろしくお願いします。」
Slt「よろしくねクレアちゃん！」
そう言ってセルトさんは手を差し出して来たので握手をする。
後ろで先輩が何か不満そうにしていたが気にしなくていいだろう。
Slt「ねぇクレアちゃん。俺らの学園来ない？歓迎するよ？」
Gr「すまないな、クレアは俺の物だ。」
Slt「...ふ〜ん。...ねぇクレアちゃん、こんな奴の所にいないで俺の所おいでよ？」
クレア「遠慮しておきます...。」
私がそう言うと、セルトさんはつまらなそうにそっか、と言って他の人の所に行った。
それから数分、生徒会室の扉が開き、シエロ達が入って来た。
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作者名：鶴 シアン | 作成日時：2020年5月21日 17時
