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顔を奪われた人達 ページ9
Noside
大魔王「サイショーの住民ども、絶望し苦しむがいい!」
大魔王が両腕を大きく広げると、複数の住民達の顔が光の玉となり、住民はのっぺらぼうの様な姿になっていた。
その現象は、結弦の目の前でも起こった………
ブレード「わぁ!」
子供の母「ブレードちゃん!!!」
ハビ「うわぁあ!」
結弦「ハビ!!! 一体何をしたんだ!?」
大魔王「お前達の顔を奪ってやったのさ!
顔を奪われた住民ども、存分にもがき苦しむがいい!
そして、奪われなかった者達!顔を失った奴の様を見て共に苦しみ絶望するのだ!」
結弦「なんだと……!」
ふわふわと浮かぶ住民達の顔と共に大魔王は平原の方向へ飛び去って行った。
結弦の目の前には、絶望に満ちた街と顔を奪われたハビエルとブレード、息子の顔を奪われた母親の狼狽える姿。
結弦の顔に怒気が宿り、その身に宿る見えない何かが炎のように激しく揺らいでいた。
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作者名:鰤しゃぶ | 作成日時:2019年4月1日 0時