初めての救出 ページ15
結弦side
プルシェンコ「職業は、神の力を特定の能力に特化させたものだよ。種類は戦士、魔法使い、盗賊、僧侶、料理人の5つ。得意なことが活かされたものを選ぶも良し、見た目やインスピレーションで選ぶのも良しさ」
プルシェンコ曰く、戦士はおもに攻撃に特化した職業。魔法使いはMPという力を強力な魔法に変換して攻撃する事が出来るとか。
盗賊は並外れた瞬発力と高速での広範囲へ攻撃が可能。
更に、僧侶と料理人は消耗した神の力をある程度回復させることも出来るらしい……
プルシェンコ「あ、職業は個人的な資質や性格とかでパワーバランスが偏りやすいからそこだけ気を付けて………」
結弦「そんな重要なことは先に言ってよ………汗」
なんだかんだ自問自答してみて、自分に1番最適ではと思ったこれにしようと決めた。
自分で言うのもなんだけど、剣の腕はなかなかある方なんだよね。
プルシェンコ「後悔はないね?光の空間を抜けた瞬間、戦士の力が君に宿る。その力であの子を助けるんだ」
プルシェンコの3カウントで、光の空間は次第に晴れていった。
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だんだんと目が慣れてきたタイミングで、止められていた時間が進み出す。
プルシェンコ(剣は自信あるんだっけか、なら細かいことは後でよさそう)
結弦「この装備なら充分いける!」
攻撃態勢のまま止められていたスライムが動き出すと同時に、剣を思い切り突き刺した。
スライム「!……!?!?!?」
どうやら、さっきまで無防備だった筈の奴に攻撃されたことと、突然装備が成された状態の俺の姿にパニックになってるようだ。
状況が飲み込めていないうちに、強烈な一撃を振りかざす。
すると、スライムは消滅しブレードの顔がぷかぷか浮かび「ありがとうお兄ちゃん!」と笑顔見せて街の方角に飛んでいった。
プルシェンコ『顔を付けられた怪物が倒れると、今みたいに持ち主の所へ戻っていくんだ。説明したいことがあるし、一度街まで戻ってみようか』
結弦「はい!良かった……」
プルシェンコ(それにしても華麗な剣さばきだったな。父上には悪いが、これが活かされない陰陽師でいるのは正直勿体ない気がする様な………苦笑)
父上(私的には、別に両立できるなら全然副業してくれて構わないけどなぁ)
プルシェンコ(意外に寛大なんだね!?)
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作者名:鰤しゃぶ | 作成日時:2019年4月1日 0時