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今日は、太郎と原宿でデート。
土曜日なのでさすがに混んでます。
お揃いの古着で、喋りながら歩いてたら。
『でね、…あれ?』
横を見ても太郎はいない。
『へ、?太郎、どこ』
人混みにおされて、反対側へ行けなくてもがいてたら、
「A、はぐれる」
『わ、太郎、いた』
にこ、って笑って手を握ってくれた。
その時。
「A、大丈_「あの、アバンティーズのツリメさんですか?」
あ、はい」
高校生っぽい3人の女の子たちがやってきて、周りを囲んだ。
「握手してもらってもいいですか?ファンなんです!」
太郎は、「ありがとね」
って言いながら、反対の手で握手。
すると女の子の一人がこっちをみて、
「…あ、Aさんもいたんですか?」
明らかに、態度が変わって。
太郎に向けてた、
ハートの目は私には向けられなくて
握手さえ求められなかった。
それから私たちの手を一瞬見て、
「…ありがとうございました!頑張ってください!」
って、人混みに消えた。
でも、
「なんで手繋いでんの、意味わかんない」
「おそろの服着てた、うざ」
それは、人混みに掻き消されることなく私の耳へ入ってきた。
そしたら、太郎が急に私の手を引いて女の子たちを追いかけて。
「おとといの、せかちゃん見た、?」
女の子たちは「見てないです」、
「見といて、ほしいな」
それだけ言って、また走った。
きっと、太郎は、
私の悪口が聞こえたから。
あの動画の事を言ってるんだと思う。
『…そういうとこ、ほんと好き…』
「?…なんかいった?」
『んん、なんでもない!』
今日ぐらい、全力で楽しもう…!!
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しずくちゃん - 黒猫さん>ありがとうございます!!頑張って更新続けます! (2017年4月16日 21時) (レス) id: c67efeb9a4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うわあああ!ツリメ可愛い!!そしてかっこいい!!最高!別れるドッキリ私まで悲しくなりました…w今この小説が私の人生ですwこれからも更新頑張って下さい!! (2017年4月16日 7時) (レス) id: 3a359a8525 (このIDを非表示/違反報告)
しずくちゃん - 来桜さん>ありがとうございます!!更新まっててください!! (2017年4月15日 22時) (レス) id: c67efeb9a4 (このIDを非表示/違反報告)
来桜(プロフ) - ツリたんめっちゃ可愛かったっす!!これからも更新楽しみにしてます!! (2017年4月14日 20時) (レス) id: 273ceb497b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しずくちゃん | 作成日時:2017年4月2日 23時