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「どした?」







『あのね………』








企画。企画。







脳はそう思ってるのに、









心が痛んで、言えない。









やっぱりこんな企画だめだよ。








涙が溢れてきて、視界を滲ませた。









『あ、のね…









…別れ、たい…』









「…」









太郎は、一瞬目を見開いて









頭をぽりぽり掻いた。









「…どうして?」








下を向いて、尋ねてきた。








『あ、アバンティーズに入、ってから…、




そ、…そらくんと、一緒のじかんが増、えて、








す……、好きに、な、っちゃった、…』









「…そっか…」









私の手を握っていた太郎の手に、









雫がおちた。









「…そら、かぁ…」









声が震えてる。









太郎の目から、涙があふれる。









それを見て私も、泣いた。









「そらは、俺よりいいやつだよ





そっちの方が幸せになれるし…、






Aの幸せが、いちばん大事」









『……、』







そして太郎は、









企画じゃないのなら最後の、








キスをした。









一時も、手を離さなかった。









離れてから、








そ「ドッキリ、大〜成〜功〜〜!!!!」









メンバーが、クローゼットから飛び出してきた。









太郎は、呆然として私の顔を見る。









「え、っ何これ…どっきり、?」









『ご、めんね、だいすき、』







そういうと、軽くでこぴんをされた。






「…まじ焦った、しかもそらとか……」







そ「何それ、ひどくない?!」









エ「まぁ愛が確かめられたし良かったんじゃないですか」






リ「ほんと良いカップルだよねー!」








「もうやめてね…」









安堵の表情を浮かべた太郎は、優しく私をだきしめた。

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しずくちゃん - 黒猫さん>ありがとうございます!!頑張って更新続けます! (2017年4月16日 21時) (レス) id: c67efeb9a4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うわあああ!ツリメ可愛い!!そしてかっこいい!!最高!別れるドッキリ私まで悲しくなりました…w今この小説が私の人生ですwこれからも更新頑張って下さい!! (2017年4月16日 7時) (レス) id: 3a359a8525 (このIDを非表示/違反報告)
しずくちゃん - 来桜さん>ありがとうございます!!更新まっててください!! (2017年4月15日 22時) (レス) id: c67efeb9a4 (このIDを非表示/違反報告)
来桜(プロフ) - ツリたんめっちゃ可愛かったっす!!これからも更新楽しみにしてます!! (2017年4月14日 20時) (レス) id: 273ceb497b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しずくちゃん | 作成日時:2017年4月2日 23時

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