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『鬼と竜と八咫烏』【戦国BASARA】 ページ15

いやー、BASARAはマジで実家。
今はもうBASARA知ってる子おるんかな?とか思っちゃうくらい過去の作品かもだけど今の子も見たらハマると思うよ。声優さん大好きな子とわちゃわちゃふざけてる作品大好きな子とかは特に。
ハマった時に知るための媒体が少ないからあまり手放しで勧めないけど。

アニキと筆頭オチの予定だったけど設定ねりねりが楽しすぎて何も始まってない。アニキと雑賀衆くらいしか出てこない。


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真っ白な長い髪を垂らした男が近付いてきて微笑んだ。何がなんだかわからなくて、私もつられて微笑んだ。真っ白な髪の人の着物は髪と反して真っ赤だった。

どす黒い赤に染め上げられた服が私に触れないように注意深く彼は私の手を引いた。

申し訳ありません。

その言葉だけを言われて、引かれる手にただ黙ってついていった。

遠くの方で真っ黒な空を赤く照らす炎にも、辺りに漂う火薬の匂いにも、彼の反対の手に握られた血の滴る二本の大鎌にも。全てに気が付いていたけれど全て気付かぬふりをした。

途中で眠たくなって、目が覚めたときには私は八咫の烏の巣にいた。白い人はいなかった。私一人だった。

だから私は八咫烏になった。いや、なろうとした。

―→←『王子様は嫉妬深い2』【テニプリ】



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作者名:宇治銀時 | 作成日時:2024年1月6日 23時

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