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・:*+.最終回.+*:・ ページ21

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そして、紗駒麻とも、お別れの時が来た。



紗駒麻「…とっても短い間だったけど、久しぶりに会えて楽しかったよ!」


「俺も。また連絡するわ。今度お前の本丸にも遊びに行かせてくれよな」


紗駒麻「勿論!あっでも今は風邪気味だから今週は駄目だよ」


「ちゃんと食って寝ろよ…。小夜、お前の主が変な事やらかさない様に見張っとけよ!」


小夜「…うん…頑張るね……」


「小夜も元気でな」


小夜「…あなたも。お元気で」


紗駒麻「…そろそろ行こうか、小夜くん。…A」




紗駒麻が手を出してきたので、俺も紗駒麻の手をぎゅっと握る。




紗駒麻「…また、会える日まで」


「…あぁ」





そして、俺達はそれぞれの道を歩み出す。






例え、どんなに高い壁があったとしても、








自身の意思で、どこまでも貫き通すんだ。





________________________



「はー…玄関開けたらなんて言われるかな…喜んでくれるんかな……」



山姥切「何を今更弱気になっているんだ?あんたが主になったなんて、誰もが喜ぶだろう」



「いや、でも、特に倶利伽羅とかさー……」



山姥切「…実を言うと、あいつが一番喜んでいたりな」



「!!?」



と、そう言って、山姥切は先に玄関を入っていった。





「…さくねぇ。俺、ちゃんと出来るかな。



山姥切がああ言ってくれてんだから、信じていいんだよな…?



…しっかり者のさくねぇみたいに、なれるかな」



そして、無意識にドアノブを力強く握る。




と、突如、俺の目の前に1枚のメモが空から降ってきた。


慌てて空を見上げると、



?「驚いたか?人生には驚きも必要だぜ?そんな暗い顔してちゃ、罰を下っちまうぜ」



「…!




うさぎ丸…!」



鶴丸「誰がうさぎやねん鶴だわ」←




どうやら、屋根に登っていたらしい鶴丸は、「メモを広げてみな」と言い、俺に向かってパチッとウィンクした。




鶴丸「たまたま見つけたんだ。…と、言いたいところだが、一期から逃げている途中に見つけたんだ。せっかくだから、君に渡そうと思ってな」




「それじゃ、俺はここで失礼するぜ」と、鶴丸は姿を消した。



そして、メモを開く。



…俺の姉ちゃんは、どれだけ俺を泣かせりゃ気が済むんだろうな。








『皆なら大丈夫!空からずっと見守ってるよ!




こんな私を大事にしてくれてありがとう!







A、皆、大好きだよ!!!』







END

後書き→←No.59


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作者名:びぃ | 作成日時:2016年7月10日 2時

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