12:政府 ページ13
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審神者side
「おはようございます、Aさん。政府に務めております。名前は明かせませんので、気軽にご主人様と呼んでください」
『…あ………え…?』
Aがうちの本丸に来てまだ2日目なのに何でこんな事になっているんだ。と目の前に座る政府の人間を睨みながら、溜息を吐いた。
俺の本丸の鍛刀妖精さんが超優秀で超レア短刀Aを鍛刀したのまでは良かった。
けど、思ったよりAが鍛刀されたのは政府にとって重大な事のようで…。
鍛刀したその日の夜に受け渡せという命令を俺にして、鍛刀した次の日の朝Aを迎えに来るってどういう事なの!!??
てか何こいつ!!!!!!!ご主人様って呼べってネタなの!?ネタだとしたってこんな緊迫した雰囲気の中ツッコミなんて出来ねえからな!!!!!!!あと戸惑うA可愛すぎな!!!!!!!
「Aさん、単刀直入に言います。政府に来てください」
『…せ、政府?』
俺が心の中で荒ぶっている間に政府の人間…ご主人様は淡々と話を進めていく。
「あなたは今まで鍛刀された事例がありません…と言うことはぁ〜〜?」
『…えっ、え?…クイズ?…えっと…』
「何コイツ本当に政府の人間?」
ウザイテンションでクイズを出題した政府の人間は、自分で出題したくせにマトモな時間も与えず、「貴方が世界で1人の、平成の名刀の刀剣男士…Aなのです」と答えを発表しやがった。政府の人間のクイズに正解しようと答えを考えていたAは、少し傷ついていた。…かわいいな、本当に…。
「しかし、各地に居る審神者様方にも名刀、Aの力が必要でしょう。ですからAさん、政府で貴方を研究させてください。どのようなレシピが出やすいのか…貴方を鍛刀するには何か条件が必要なのか…色々、知りたい事があります。」
「…は?…お前…!!!」
研究、という言葉に思わず激情する。
Aは、鍛刀されたばかりだ。色んな事を教えて、たくさん思い出をつくっていくんだ。そんな未来を、研究という名目で奪うっていうのか。
と、怒鳴ってしまいそうな俺より先に口を開いたのは、付き合いが短い俺でも口下手だって分かっているAだった。
『ぉ…お、俺は、刀。…主を護り、敵を俺の手で切り伏せる為に鍛刀された、刀剣男士…だから、え、えぇと、ごめん、なさい…。』
…Aが天使すぎて泣いた。
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カラ - かわええ…!これからも更新頑張って下さい!! (2019年2月9日 15時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
2号(プロフ) - まっくろくろすけさん» コメントありがとうございます!返信遅れてすみません……。嬉しいお言葉!更新頑張ります! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 93bbdd6575 (このIDを非表示/違反報告)
2号(プロフ) - 多分茄子の人さん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみません……!やさしい世界大好物……! (2016年4月6日 22時) (レス) id: 93bbdd6575 (このIDを非表示/違反報告)
まっくろくろすけ - 夢主とっても可愛いです♪ 更新頑張ってください! 応援してます♪ (2016年3月27日 15時) (レス) id: be22b84ecf (このIDを非表示/違反報告)
多分茄子の人(プロフ) - や さ し い 世 界 ああああああよがっだねぇええええこわがっだねえええかっこ良すぎかよ畜生!さり気なく混じる長谷部にワシ歓喜ィェ…… (2016年3月25日 16時) (レス) id: 6ea81e931b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2号 | 作成日時:2015年6月28日 1時