絶望はかつて希望であった（マーダーside） ページ47
カ「フッ…クク…！」
ナ「ナニ笑ってる…」
カ「あぁ、いや失敬。あまりにも面白いのでつい笑ってしまったよ。彼女は救うに値しないというのに。」
ホ「…どういう事だよ。」
カ「それを今から説明しようというんですよ。君達のためにも、この子の為にも…ね？」
下卑た笑みを浮かべるカイドルに俺は今すぐその心臓に骨を突き刺してやりたかったが必死に抑えた
ヴァーナが隠している秘密
それはどうしても知りたかった
全員が攻撃態勢を解くとカイドルは満足そうに笑った
カ「フフッ…よろしい。では一から説明しましょう。まず第1に、彼女は既に死んでいるようなものなんです。」
エラ「ナニ？」
カ「元より《私達》の研究はヴァーナの持っている『希望』のソウルとイリーナの持つ純粋な人間のソウルを使い、完璧な存在を作り上げる事でした。」
キ「ちょ、ちょっと待ってよ！ヴァーナちゃんのソウルは絶望でしょ！？希望はイリーナちゃんじゃ…」
カ「なんだ、君達何も聞かされていなかったんですか？元より私はモンスターと人間のハーフ。それはあらゆるソウルを取り込む事ができ、長く美貌を保ち、長寿という双方のいいとこ取りの存在。そんな私の血を色濃く受け継いだのはヴァーナだった。イリーナは平凡な誠実なソウル。まぁ、私の才を受け継いでいる面では血が繋がっていないとは言い切れませんが…さて、話を戻すと実験の最終段階の時、彼女は妹のイリーナを助けるべく自ら精神を自分の体から追い出しました。そうしなければイリーナの魂は消えてしまうからです。そしてイリーナの魂は助かった…その代わり彼女はソウルの器と共に外界に追い出されました。そしてその器が…マーダー、君の持っている宝石だ。私はその器も力があると思い、無理矢理体に埋め込んだ。しかしそのせいでイリーナの精神にズレが生じ、一部記憶が消し飛んでしまった。ここまではよろしいですか？」
マダ「っ！？これが…？」
俺は手に握っていた宝石を見た
黒い輝きを放つそれは何故だか少し薄暗くなっている気がした
カ「そう。しかし、君達がイリーナの心を絶望に落とした時、イリーナの心に生まれた負の感情をヴァーナの魂が吸い取り、それを喰らおうとMOSが群がったが彼女は逆にそれらを糧にし実態を得た。そして、負の感情のみが抽出されたソウルは絶望という形で彼女の胸に宿った。本来なら邪悪そのものだと言うのに彼女は持ち前の精神力でそれをうまく丸め込み力だけうまく取り込んだ。更に身体の殆どがMOSで構成されていたにも関わらずそれすら押さえ込んだ。これを逸材と呼ばずに何と言うか…！」
真実はあまりに残酷で（マーダーside）→←変わり果てた彼女（マーダーside）
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闇鍋ソース(プロフ) - Black Knifeさん» 頑張れー！そして5で終わるかと思いきやもうお話いっぱいで6に行くと言う…流石に6でファーストシーズン終わるよね…ね？（すげぇ心配になってる調味料） (2018年11月8日 23時) (
レス) id: d08f07dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
Black Knife - 頑張れ闇AUズとInk! (2018年11月8日 22時) (レス) id: 0370046889 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ゆぎーさん» あざまーす！それじゃあベッキーちゃんに彼でも送りますかね…（個人的に終わった後はブラッキーをパーリーにお呼びしたい） (2018年11月6日 20時) (レス) id: d08f07dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - モル「何かあったら呼んでくれ。できるだけの助けをしよう。あと、何もかもが解決したら是非我が世界に来てくれ。ベッキーの事で詫びをしたい。歓迎するぞ。」 (2018年11月6日 20時) (レス) id: 3af73fb010 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ゆぎーさん» 色々あるんですよ…色々あるんですよ（泣）←大事なことなので二回言いました (2018年11月6日 18時) (レス) id: d08f07dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
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