声よ届け!(ドリームside) ページ19
ドリ「ベリー…」
グ「…ベリーの言うとおりだ。」
ドリ「グレープ?」
ふいにグレープも壁に向かっていった
グ「俺様はあいつに命を救われた。その恩を忘れるほど愚かじゃない…というかそんなものは建前だ。俺様はあいつのことが好きだ。ならば自分の欲するものは無理やりにでも取り戻してみせる!」
グレープもまた拳を壁に打ち付ける
ベリーの打撃も加わってさっきよりも稲妻が走る
ラ「…はぁ、ホントおまえらって無鉄砲でバカ。」
グ「何だとラズベリー貴様ぁ!」
ラ「でもたまにはそういうところ、見習ったほうがいいのかもねっ!」
憎まれ口をたたきながらもラズベリーは蹴りをかました
グ「最初から素直にそう言えってのに一言多いんだよ…」
ワ「フ…若者たちをただぼぉっと見つめているわけにもいかんな。さ、年長者の本気を見せるとしようか?」
サ「heh…そうだな!」
マ「いわれなくともやってやるっての!」
キラ「怠けものでもたまには本気を出さねぇとな!」
フレ「張り切っていこうZE!」
兄組も一斉に各々の獲物で殴るなり放つなりした
稲妻はそれに呼応するようにどんどん激しくなる
マ「ドリーム!そこでへたり込んでねぇでおまえもとっととこっち来て手伝え!」
マスタードの一喝で僕はようやくハッとした
…そうだ
みんながこんなに頑張ってるのに
こんなところでただ見てるだけなんてあんまりにもかっこ悪い…
だから
僕が今やるべきことは
ドリ「イリーナちゃんを鳥籠から解き放ってあげることだ!」
僕は精一杯弓を引いて壁に放った
稲妻が激しく竜のように唸る
光はもう目を当てられないような程だった
その時壁に一筋のひびが入った
ドリ「ひびが!」
イリ?「そんな!彼女が心を開き始めてる!?こんな…こんなことって…!」
狼狽したあの子の声が聞こえてくる
でも今はそんなことはどうでもいい
サ「イリーナ!またオイラのとっておきのジョークで笑ってくれよ!」
マ「また散歩に行こうぜ!」
ベ「一緒に沢山遊ぶのだ!」
ラ「おまえがいないと駄犬の世話が大変なんだよ!」
グ「帰ってきたらサンドイッチをふるまってやろう!」
ワ「ならば吾輩はおまえに似合うワンピースを縫ってやろう。きっと似合うぞ。」
キン「おまえが慰めてくれないと寂しくて仕方ない。また傍にいて怠けもので寂しがり屋の王様の話を聞いちゃくれないか?」
フレ「ともに熱いビートを奏でようZE!」
ドリ「イリーナちゃん!」
全「戻って来て/い!」
次の瞬間透明な壁はビシビシっと音を立ててガラスのように砕け散った
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闇鍋ソース(プロフ) - Black Knifeさん» 頑張れー!そして5で終わるかと思いきやもうお話いっぱいで6に行くと言う…流石に6でファーストシーズン終わるよね…ね?(すげぇ心配になってる調味料) (2018年11月8日 23時) (レス) id: d08f07dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
Black Knife - 頑張れ闇AUズとInk! (2018年11月8日 22時) (レス) id: 0370046889 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ゆぎーさん» あざまーす!それじゃあベッキーちゃんに彼でも送りますかね…(個人的に終わった後はブラッキーをパーリーにお呼びしたい) (2018年11月6日 20時) (レス) id: d08f07dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - モル「何かあったら呼んでくれ。できるだけの助けをしよう。あと、何もかもが解決したら是非我が世界に来てくれ。ベッキーの事で詫びをしたい。歓迎するぞ。」 (2018年11月6日 20時) (レス) id: 3af73fb010 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ゆぎーさん» 色々あるんですよ…色々あるんですよ(泣)←大事なことなので二回言いました (2018年11月6日 18時) (レス) id: d08f07dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
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