希望のソウルに惹き寄せられて3

それぞれ苦労しているようで ページ17

なりきりのルールは簡単
それぞれ自分のプロフィールを紙に書き相手に渡し、その通りにその体の主を演じる
しかし
このなりきりごっこは思った以上に困難を極めた

ワ(べ)「う、なんか腰が痛いし体が重い…」

マネ(ワ)「それは歳のせいだ…というかわが…オレの体もなんかだるいんだが…」

イリ(マネ)「あぁ、それはタバコ切れだよ！定期的に吸わないと体が禁断症状起こしちゃうんだ！」

イリ(マネ)(あ、ヤバイ…言い出したオレが言うのも何だけど普通に恥ずい…)

みんながみんな自分の体に適応できなくて四苦八苦していた

コ(サ)「…」

エ(マ)「あー…サ…じゃないな。コーヒー、大丈夫か？」

コ(サ)『お願いなんか喋らせて！』

エ(マ)「あー…我慢しろ。というかずっと眉ひそめてるのが辛いんだが…」

パ(エ)「我慢しろぐ…エッジ！これは真剣勝負のゲームなんだからな！」

なんかもうそれぞれ自分の個性を押し殺してるから辛そう…

サ(コ)「…」

コーヒーに至っては黙ってひたすら寝たふりしてる
怠け者のサンズだからあってるっちゃあってるんだけど…
と、そんな中で一組だけ上手くやってるチームがあった

ラ(ハ)「ドギー！」

ド(ラ)「なん…な、なに？ロード…」

ラ(ハ)「遅い！そんなに僕に罵られたいの？」

ド(ラ)「い、いや、そんなつもりじゃ…」

ラ(ハ)「とにかく、喉乾いた。水！」

ド(ラ)「え…」

ラ(ハ)「なに？僕に逆らうわけ？」

ド(ラ)「わ、わかった！」

ド(ラ)(後で覚えとけよハニー！)

そう言うとドギー(中身はラズベリー)は水を汲みに食堂に向かった

グ(イリ)「ハニーってあんなに演技上手いんだ…でも後で凄い恨まれそう…というかなりきりって難しいな…」

ハ(グ)「抜けてるぜイリ…グレープ。」

グ(イリ)「うわっ！グレ…ハニーいつのまに！」

ハ(グ)「俺…グレープはそんなによそよそしくないぞ。もっと元気にしたらどうだ？あぁ、べ…サンズィみたいな純粋な元気じゃなくてパワフルな元気な！」

グ(イリ)「グレープ凄い！なりきれてる！」

ハ(グ)「まぁ崇高なる俺様なら当然の事…ま、まぁお前も頑張れ！」

グ(イリ)「え、えっと…わ、わかった！この崇高なるサンズ様に任せろ！」

ハ(グ)「そう、その調子。じゃあ頑張れよ！」

そう言ってグレープは去っていった

グ(イリ)「あ、そういえばグレープは特訓してるっていってたな！じゃあちょっと外で身体動かしてこよう！」

私はその考えから外に出た

赤い目をしたサンズ→←成りきり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す