希望のソウルに惹き寄せられて2 (ページ5)

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エッジとパピルスのスパゲッティページ5

サ・ハ・マ・ド「「うっ…」」

サンズとハニーとマスタードとドギーは取り出していた各々の好物調味料を出しかけていた手をぴたりと止め、残念そうに目を細めた

ハ「エー…だ、ダメ？」

べ「ダメだぞパップ！味が分からなくなるうえに体に悪いじゃないか！それに今回俺様の料理辛いのが売りだからな！」

ハ「ヴ！？」

ハ(オイオイ勘弁してくれよ…この前デスソースがどっちゃりかかったタコス食わされて死ぬとこだったんだぜ？今回は…あぁ想像しただけで舌が痛くなってきた…)

パ「じゃあ早速始めるぞ！エントリーナンバー１は俺様とエッジの共同料理！ミートスパゲッティとキッシュだ！」

パピルスが言うと同時にエッジが自慢げにクロッシュを開けた
すると出てきたのは赤の色どりが印象的なソースのよく絡まったパスタとクリーム色と焦げ目が丁度良く色付いたキッシュだった
いつもの独創的な料理でないことにサンズは目をぱちくりとさせた

サ「へ！？こ、これ兄弟が作ったのか？」

パ「にぇーっへっへ！勿論だ！エッジと一緒に作ったんだぞ！」

エ「フン。まぁこやつにも私のまねできない様な発想があってな。良いものができたことに満足している。」

マ「へへ…流石ボス！」

パ「さ！食べて感想を聞かせてくれ！イリーナも席について一緒にどうぞ！」

イリ「わーい！」

サンズ達は取り皿とフォークを手に取り、皿にスパゲッティをよそった
しかしサンズの表情はあまり良いものとは言えなかった

サ(あー…でもいくら見た目がよくてもなぁ…実際味がどうなのかが心配なんだよなぁ…まぁどれにしろいつものことだ。覚悟決めろオイラ。)

サンズは思い切ってスパゲッティを口に入れた
しかし食べた瞬間サンズの口に広がったのはいつもの微妙な味ではなく、さわやかでいてこってりともしたスパゲッティの味だった

サ(な…うまい！いつものと全然違う！濃いパスタソースが麺を逃がさない！それにパスタも程よく柔らかい…)

パ「ど、どうだ！？」

サ「めっちゃうまいぜ兄弟！こんなにうまいスパゲッティは初めてだ！」

パ「よ、よかったぁ！え、エッジ！サンズがこんなに喜んでくれたぞ！これもエッジが一緒に作ってくれたおかげだ！」

エ「む…べ、別に私はそこまでパスタの調理には関わっていない。味付けは大体お前だろう。私は少し手を貸しただけだ…」

パ「それでもサンズのこんなに喜んだ顔は初めてだ！ありがとな！」

エ「っ！…フン。」

エッジは顔を逸らしたがその表情はとても嬉しそうだった