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謎の女(ナイトメアside) ページ38

ナ「な、何ダァ!?」

俺は驚いて素っ頓狂な声が出たがよく見て見るとその中心に誰かいるのに気づいた
黒い髪で片目を隠し
イリーナの変身した姿とは色違いの黒いドレス
太陽のマークは赤い目のマークに変わり
背に生えた翼は悪魔のものと化し
首にかけられたネックレスの宝石は黒に変わりほのかに黒い光を帯びていた
ゆっくりと開けられた目は月のような金色だった
その顔はイリーナそっくりだったがややつり目のように見えた
その腕には先程食われたイリーナが抱かれている


ナ(だ、誰だ?イリーナ…じゃないな…いったい何者だ?)

「…ちっ。あーあ…」

そいつはゴキゴキと首を鳴らすと下を見つめ、舌打ちした

「なんだよこの地獄絵図…まぁいいさ。コイツが若干邪魔になるが…この程度なら片手で十分だ。」

そう言うとそいつは一気に急降下したと思えば漆黒の大鎌を振った
すると黒いソードビームみたいなのが出たかと思うとさっきまで倒すのがうっとおしかったバグはものの見事に消え去った

ナ「つ、強っ!」

俺は勘でそう悟った
確実にエラーや俺を超えている

「おらよっ!」

またも一振り二振りと薙ぐもう小さめのバグは完全に消え失せた
残るは数体の巨大バグのみだ

「あー、こいつぁまた馬鹿でかく成長したなぁ…おい!そこの黒い骨!」

ナ「お、俺か?」

「こいつを頼んだ。疲れる。何かしたらぶっ殺す。」

ナ「え、は!?ちょ、おい!」

そいつはそう言い残すと俺にイリーナを預け、空高く舞い上がった
巨大バグは無論そこに向かって触手を喰らわそうと伸ばす
しかし当たる事はなく寧ろ目にも留まらぬ速さで木っ端微塵にされた

「あいつを取り込もうとなんてしやがって…消えろ。二度と出て来んな!」

その途端鎌が黒い雷を纏ったかと思うとそいつはそれを頭上で振り回し、一回転した
すると雷を纏ったソードビームがそいつを中心に円状に放たれ、巨大なバグは見事に真っ二つにされ、そのまま崩れ落ちた

「あー…汚ねぇヘドロだぜ…」

そいつの言う通り辺りはバグの残骸が所狭しと散乱していた
地面に降りてくるとそいつは鎌についた黒いヘドロを振り払うと黒い光に包まれた
光が無くなるとそこにはイリーナと色違いの服を着た18歳くらいの少女が立っていた
そいつはそうなるや否や俺に近寄りイリーナを抱き上げた

「急に預けて悪かったな。サンキュ。」

ナ「お、おお…?」

急に色んなことがあり過ぎて俺は色々言いたいことがあるはずなのにそんな間抜けな声しか出なかった

少女の名は(ナイトメアside)→←ハプニング(ナイトメアside)



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闇鍋ソース - まりもっこりさん» (´∀`)ですな(悟り) (2018年7月11日 16時) (レス) id: f2adfe96a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりもっこり(プロフ) - そしてしばらくネタ会話が続くのであった…(悟り)← (2018年7月11日 16時) (レス) id: 43875e0d83 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - まりもっこりさん» じゃあ奥さんっすね(^^)(ネタです) (2018年7月11日 16時) (レス) id: f2adfe96a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりもっこり(プロフ) - 闇鍋ソースさん» うち女でっせ(^^) (2018年7月11日 16時) (レス) id: 43875e0d83 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - まりもっこりさん» 多分察しの通りでっせ旦那(^^) (2018年7月11日 16時) (レス) id: f2adfe96a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年6月18日 20時

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