朝の事 ページ29
イリ「ハァァ…オバケの事考えてたら眠れなかったよぉ…」
オバケ騒動があった翌日の事
私はまだ視界のはっきりしない目を擦りながら外に出た
オバケらしきスケルトンの手を見てから怖くてその日の夜は布団に潜って一夜を明かした
勿論今の私を見て御察しの通り寝れてない…
イリ「んー!でもここは少し寒いからすぐ目が醒めるね。」
背伸びをした私はそのままグルグルと腕を回し、体を動かした
と、その時だった
サ「heh。随分と早起きじゃねぇか?」
イリ「あ!サンズ!」
聴きなれた声に振り向くと、そこにはサンズが立っていた
サンズは左目を閉じた状態で両ポケットに手を突っ込んでいた
サ「なんでまたこんなに早く起きたんだ?」
イリ「う、起きたと言うか寝られなかったと言うか…」
サ「そうか。ま、そんな時もあるさ。あ、そうだ。目覚ましついでにオイラとチョイと散歩しないか?」
イリ「いいね!行こ行こ!」
サ「うわっと!」
私はサンズの手を引いてそのまま駆け出した
単にみんなに秘密のちょっと特別な朝の散歩
そう思ったから
でもこの時私は気付くべきだった
怠け者のサンズがこんなに早く起きる訳がない事を
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イリ「結構遠くまで来たね。」
サンズの手を引いて暫く歩き回った後、私とサンズは見張り小屋の中の椅子に座って休んでいた
サ「あぁ。そうだな。」
イリ「ふふふ。そろそろみんなが起きる頃だし、そろそろ帰ろうか。」
私がそう言って立ち上がった時、ふとサンズが私の手を引いた
サ「待った。」
イリ「サンズ?」
サ「まだいいだろ?もう少しここにいようぜ?」
イリ「え?でも…このままだと後でパピルスにこっぴどく叱られ…」
サ「まぁ、そう固いこと言わずさ…ー大人しくここにいてくれよー」
イリ「え?…うわっ!」
サンズの言葉と共に私の体は雪にめり込んだ
イリ(か、体が重い…動けない!?なんで…)
サ?「くくく。こうも騙されるのが容易いとはなぁ!ま、年もいかないガキなら当たり前か!ハハハ!」
イリ「あ、あなたサンズじゃないの!?だ、誰!?」
目の前にいるサンズは一通り笑いおえた後、フードを深く被り、そして閉じていた左目を開けた
その目は…赤と青が不気味に入り混じっていた
マダ「忘れたか?俺はマーダーサンズ。あの時お前のとこのサンズをズタボロにした闇auの一人だよ。突然だが、お前にはあいつらを誘き寄せる餌になってもらう。」
イリ「!」
マーダーはのどの奥でまたくくくと笑った
青と赤の目(ハニーside)→←次こそは(マーダーside)
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闇鍋ソース - まりもっこりさん» (´∀`)ですな(悟り) (2018年7月11日 16時) (レス) id: f2adfe96a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりもっこり(プロフ) - そしてしばらくネタ会話が続くのであった…(悟り)← (2018年7月11日 16時) (レス) id: 43875e0d83 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - まりもっこりさん» じゃあ奥さんっすね(^^)(ネタです) (2018年7月11日 16時) (レス) id: f2adfe96a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりもっこり(プロフ) - 闇鍋ソースさん» うち女でっせ(^^) (2018年7月11日 16時) (レス) id: 43875e0d83 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - まりもっこりさん» 多分察しの通りでっせ旦那(^^) (2018年7月11日 16時) (レス) id: f2adfe96a0 (このIDを非表示/違反報告)
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