【 今日から俺は!! 】高嶺の花系女子 3

◇ 102 : 自業自得 ページ4

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Aのお陰で機嫌を取り戻した伊藤だったが、なぜかAに「 先に教室戻ってて？ 」とAを1人で教室に戻らせた。Aは特に気にする様子もなく屋上を後にすると、廊下の窓から何やら三橋と佐川が1年坊に絡まれているのを見つけ、急いでその場に向かって行った。

着いた時にはなぜか三橋ではなく佐川が相手にされていて、Aは慌てて止めに入った。







「 ちょっと何してるの？！」

「 さ、さっちゃん … 」

『 あれぇ？めちゃくちゃマブい先輩じゃないすかぁ 』

『 もしかしてあんたが早月A？ 』

『 へぇ〜予想よりはるかに可愛いじゃん 』

「 お、おい何やってんだよA、」

「 それは三ちゃんの方でしょ？！ 」

「 いや俺は理子にケンカするなって言われて … 」

『 おいおい無視してんじゃねぇぞゴラァ！！ 』







1人の1年が間に割って入ってきたAを振りかざし、殴られると思って咄嗟に目を瞑ったA。だがいつまで経っても痛みは来ず、代わりにその男が倒れる音が聞こえ、目を開けるとその子には理子の後ろ姿があった。








「 理子 …！ 」

「 おう理子！俺喧嘩してねぇぞ 」

「 こら！女の子相手に手を挙げるなんてみっともないわ！ 」

『 んだてめぇ！！ 』








現れた理子に遠慮なく挑んで行く1年坊たちだったが、いとも簡単に防がれておまけには3人とも倒されてしまう。佐川のもとに行く理子を追いかけ、Aは佐川を起き上がらせてあげた。








「 大丈夫？ 」

「 すいません … さっちゃん、理子さん 」

「 三ちゃん！こういう卑怯な人たちは別よ！ 」








腰に手を当ててそう三橋に怒った理子に対し、周りで見ていたギャラリーがパチパチと拍手をして「 かっこいい〜 … ！」と声を上げる。理子は空気を変えようと思って三橋にサテンに行こうと誘うが、三橋は何やら怒ったように理子を指差した。








「 ず、ずるいぞ理子！騙しやがったな！
人気を独り占めせんがために！」

「 ち、違うわよ！ 」

「 じゃあ何だよ！…… あ、」

「 …… やめてぇー！！！ 」







理子ご三橋を押した後に伸ばした三橋の手はガッツリと理子の胸に触れてしまい、それに怒った理子がそのまま三橋の腕を掴んでゴミ置場に投げてしまう。そんな三橋をAは自業自得だと呆れた目で見ていた。








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