◇ 76 : 早月の反撃 ページ27
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元に戻って起き上がった坂本をまた「 セイヤセイヤッ！ 」チョップするの椋木。するとまた座り込んでしまった坂本を起こすということをそのあと2回ほど続けた。
さっきの女の子を見てから苛立ちを我慢していたAは、そのバカらしいやりとりを見て我慢しきれずに坂本の元に向かった。
「 坂本先生！ 」
「 さ、早月さんっ？！ 」
「 酷いじゃないですか！女の子の髪の毛まで切るなんて！しかもあんなに短くして … 遠慮ってものを知らないんですか？！ 」
「 な、何のことかさっぱり … 」
「 とぼけないでよこのバカ！バカバカバカ！！ 」
「 さ … さっちゃん … ？ 」
坂本の胸ぐらを少し低い位置から掴んだと思ったら、そう怒ってバカバカと言いながら坂本の胸元を両手でポカポカと叩くA。慌てて伊藤がその腕を掴んで止めると、Aはそれを振り払ってまた坂本を叩き続けた。
「 バカバカ … 髪は女の命なのに … っ、」
「 … さっちゃん 」
「 A … もうやめろ 」
「 どうしてっ、！ 」
「 さっちゃん、腕痛くなっちゃうから 」
振り払われた腕をもう一度掴んで、その腕を引き今度は抵抗出来ないようにそっとAを自分の胸の中に閉じ込めた伊藤。Aはあの女の子の仇をこれくらいでしか取れないことへの非力さに悔しさを感じ、伊藤の腕の中でひたすら泣き続けた。
「 さ、坂本先生？ 」
「 立ったまま気絶してる … 」
「 いや、多分早月さんの匂いを噛み締めてるんだと思います 」
「 …… お上品 … フローラル …… 」
「 ほらね 」
「 坂本先生、見てください 」
「 っは！え？な、何ですかあのでかい男は …
うわ、や、ヤクザじゃないですか！ 」
はっとした坂本は、倒れている剛田をみて「 逃げますぅ！ 」と言って大きな声を出しながら両手を上げて逃げて行った。
「 … さっちゃん、大丈夫？ 」
「 おいA〜、いつまで泣いてんだよ 」
「 だって、私何もっ、」
「 十分だよ、坂本のことポカポカ殴るさっちゃんかっこよかった。だからもう泣き止んで？目腫れちゃうから 」
ね？と未だに泣いているAの頭に手を置いて、Aの背に合わせて少し屈み、顔を覗き込んで優しく言い聞かせるようにそう言った伊藤。Aはそんな伊藤に涙を拭いながら頷いた。それを見ていた三橋は「 ( 伊藤の野郎 … いい加減気づきやがれ … ) 」と呆れていた。
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美紀 - 今日俺見てから伊藤健太郎さん大好きになりました最高ですなりました最高です (2019年8月6日 18時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - 優衣さん» めちゃくちゃ恥ずかしい間違いをしていたようで自分でも笑ってしまいました…、(笑) ご指摘ありがとうございます！頑張ります^^ (2018年12月30日 21時) (レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 主人公の父から目をそらさずに、、が主人公の乳から目をそらさずにになってて思わず笑ってしまいました笑 更新楽しみにしています！ (2018年12月30日 21時) (レス) id: 6aecb5f766 (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - 優衣さん» コメントありがとうございます！ついにゴールインしました〜！なるべくたくさん入れていこうと思っています！宜しくお願いします^^ (2018年12月30日 14時) (レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - ついにゴールインですね！笑 伊藤くんと京ちゃんみたいなベタベタな絡みが見たいです)^o^( (2018年12月28日 0時) (レス) id: 6aecb5f766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みに | 作成日時：2018年12月21日 0時
