◇ 43 : ガツンと言ってやる ページ43
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次の日学校に行くと、三橋は普通に戻っており、今井と明美の話を聞いたA。どうやら2人は付き合って(？)いるようだが、実は明美には本命の彼氏がおり、その彼氏がカツアゲされて「 強いやつと友達 」という肩書きがあればなんとか逃れられると考え、スケバンである明美に頼んでいたらしい。
それを聞いた瞬間、Aは会ったことも見たこともない明美の彼氏の男気の無さに酷い苛立ちを感じたが、自分が何かを言って解決できるわけではないのでそっと気持ちを沈めた。
「 アァァ弁当忘れたぁぁぁ！！ 」
「 私のあげようか？三ちゃん！ 」
「 え、貰う」
「 ダメダメ、さっちゃんのご飯無くなっちゃうでしょ。さっちゃんがこれ以上痩せたらどうすんの 」
「 っちぇ、いいよ椋木先生んとこ行ってくる 」
不貞腐れたように教室を出て行く三橋を見送った後、お弁当を取り出したAは飲み物を忘れたことに気がつく。伊藤に「 飲み物買ってくる！ 」と告げて教室を出て自販機がある下に向かって行くと、前から青い制服の人が走ってくるのが見えた。
「 っえ！谷川さん？！ 」
「 あ、Aさん！ 」
「 こんにちわ、どうしたんですか？ 」
「 実は、昨日今井さんがやっつけた奴らが人数増やして復讐しに来て、今倉庫に呼び出されて … 明美ちゃんとその彼氏もいて …」
「 え … ？ 」
「 それで、伊藤と三橋呼びに来たんすけど … ってAさん？！どこ行くんすか？！ 」
「 ちょっと！Aさーん！ 」と叫ぶ谷川の声を無視してお財布を持ったまま駆け出して行くA。どこに3人がいるかもわからないが、無我夢中で探して行く。明美がいることはもちろん、一度はその明美のクソ彼氏にあってガツンと言ってやろうと思っていたAは、ひたすらその倉庫を探した。
やっと見つけた時には今井が捕まってしまっていた時で、Aは咄嗟に声を出して叫んだ。
「 ちょっと！やめなさいよ！ 」
「 Aさん？！どうしてこんなところに！！ 」
『 あぁ？なんだてめェ 』
「 たった1人にこんな大勢 … 卑怯じゃない！ 」
『 じゃあ何、姉ちゃんが相手してくれんのかよ 』
『 おい、その女軟高じゃねぇか？ 』
『 … っは、丁度いいねェ、いっちょやりますか 』
Aが軟高だとわかった瞬間、指をポキポキと鳴らし首を回しながら近づいてくる男たち。途端に怖くなって後ずさりすると、トンと背中に何かが当たった。
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みに(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます！私も無事にくっつけられるように頑張ります^^ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月12日 8時) (
レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 初コメ失礼します。タイトルに惹かれて読んでみたら、一気に読んじゃいました(笑)面白いです！伊藤くんとヒロインちゃんが無事にくっつきますように、見守っていきたいと思います！頑張ってください！ (2018年12月11日 18時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！伊藤くんとの仲に関してはたくさん拗らせて行こうと思ってるので、最後までお楽しみいただけたらと思います^^ (2018年12月10日 7時) (レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - はじめまして！すごく丁寧にお話をなぞってあり、いつも楽しませていただいています！伊藤くん落ちというのもすごく楽しみななか、最新話の展開にドキドキ！無事に伊藤くんと近づけますように！楽しみにしております！ (2018年12月9日 9時) (レス) id: fd73c1c988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みに | 作成日時：2018年12月4日 23時
