◇ 42 : 理子の好きな人 ページ42
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京子の誤解を解いたA達は、仲良くテーブルを囲い哲夫特製のパエリア(失敗したやつ)を食べていた。
「 すいません … なんか勘違いして … 」
「 いいのよ、気にしないで？ 」
「 Aもごめん … 前にいたなんて全然気付かなくて … 」
「 ううん、見えなかったところにいた私も悪いから … 私こそごめんね？ 」
「 まぁ、伊藤くんはいいやつだからさ
そんな二股とかそんなことはしませんよ 」
「 そうですよね！伊藤さん、私一筋だと思います 」
どうやら京子は、伊藤と理子が2人で歩いてる少し先をAが歩いていたのには気付いていなかったようで、そのせいで伊藤が二股していると勘違いしてしまったのだ。
哲夫の言葉に嬉しそうに目を輝かせて話す京子を見て、Aは可愛いなと思うと同時に少しだけ胸がツキンと痛んだ。
「 でも嬉しい、話でしか聞いたことなかったから …
伊藤ちゃんのベタ惚れの彼女 」
「 ベタ惚れだなんて、そんな … 」
「 … ベタ惚れだよ 」
「 …… A？ 」
「 京ちゃんが思ってるよりずーっと、伊藤くんは京ちゃんにベタ惚れだよ。… だって、何かあったらすぐ京ちゃんの話ばーっかり 」
「 A、」
「 え、あっ、ごめん！嫌味っぽかった … ？ 」
「 ううん、そっか、伊藤さん私の話してるんだ … 」
テーブルの下で理子にトントンと膝を叩かれたので、嫌味っぽく言ってしまったかと思って慌てて謝るが京子には全く嫌味に感じていなかったようで、嬉しそうな反応をする京子を見て、またツキンと胸が痛む。
それに耐えるように少し顔を伏せたAを見て、
理子は心配そうな表情をしていた。
「 理子さん、彼氏とかいないんですか？ 」
「 えっ 」
「 … あ、すいませんお父さんの前で聞くことじゃないか … 」
「 んんんまぁ死んでもね金髪とはねそんな仲にはさせないけどねもちろんAちゃんもね 」
「 え！理子さん、三橋さんのこと好きなんすか！ 」
「 そ、そそそそそんなわけないじゃない！ 」
「 あはは、理子そんなに慌てちゃって〜可愛い〜！ 」
「 ちょっとA？ 」
あははと笑うAにやめてよと言うように肩を叩く理子。その反応に面白がる京子はどんどん質問攻めをしていき、終いには哲夫には席を外してもらい、2人で理子を追い詰めるように質問していった。
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◇ 43 : ガツンと言ってやる→←◇ 41 : 修羅場の回避
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みに(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます！私も無事にくっつけられるように頑張ります^^ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月12日 8時) (
レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 初コメ失礼します。タイトルに惹かれて読んでみたら、一気に読んじゃいました(笑)面白いです！伊藤くんとヒロインちゃんが無事にくっつきますように、見守っていきたいと思います！頑張ってください！ (2018年12月11日 18時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！伊藤くんとの仲に関してはたくさん拗らせて行こうと思ってるので、最後までお楽しみいただけたらと思います^^ (2018年12月10日 7時) (レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - はじめまして！すごく丁寧にお話をなぞってあり、いつも楽しませていただいています！伊藤くん落ちというのもすごく楽しみななか、最新話の展開にドキドキ！無事に伊藤くんと近づけますように！楽しみにしております！ (2018年12月9日 9時) (レス) id: fd73c1c988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みに | 作成日時：2018年12月4日 23時
