◇ 24 : お礼のもてなし ページ24
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無事、赤坂道場の看板を守った次の日。
Aは朝早くからある場所に来ていた。
「 … こんな感じ？ 」
「 うん！色合いも綺麗だし、完璧！ 」
「 よかった〜 … ありがとうA、助かったわ 」
「 どういたしまして！… にしても、いきなりどうしたの？まさか、誰かにあげるとか？ 」
「 … うん、ちょっとね 」
「 えぇ〜、誰？もしかして … 三橋くんっ？ 」
実は今朝、理子から「 お弁当の作り方を教えて！ 」という電話が来て、学校に行く前に赤坂家にお邪魔していたのだ。
Aのその言葉に、照れ臭そうにAから目を逸らした理子。その反応を見てAは理子が三橋のことを好きなのだと確信した。
哲夫に見送られながら赤坂家から学校へと登校する。
通りすがる全ての人に挨拶をされるが、相変わらず笑顔で丁寧に返しているAに改めて感心する理子。そんな理子は3組の教室の前に近づくにつれて、足が固まったように動かなくなる。
「 大丈夫よ理子！丁度なんか困ってるみたいだし 」
「 でも、」
「 大丈夫だって！ほら〜行った行った！ 」
そんな理子を見かねて、Aは後ろから理子の背中を押してあげる。そのまま三橋の席まで押し続け、一旦荷物を置きに自分の席へと向かった。
「 さーんちゃんっ 」
「 … さんちゃん？ 」
「 これから三橋くんのことを三ちゃんって呼ぶことにしたの 」
「 なんで？ 」
「 三橋の三 … 」
「 待って待って！なにそれ可愛い〜！ 」
その話を聞いてすぐさま駆け寄ってきたA。おまけに「 私も呼んでいい？三ちゃん！ 」なんて言い出したAに断る理由もない三橋はすぐに承諾した。
「 あ、伊藤ちゃんから聞いたんだけど
三ちゃん、相手が強いの知っちゃってわたしと変われって言いに来てくれたって本当？ 」
「 いやっ … 別にそういうわけじゃ … 」
「 え、違うの？ 」
「 じゃあそのお弁当あげれないね … 理子、私に、」
「 ちょっと待てーーぃ！待て待て待てーーぃ！ 」
いきなり立ち上がってAを押しのけた三橋。何事かと思って振り返ると、三橋は近寄ってきた伊藤の背中を壁に見立て、理子にいわゆる壁ドンならぬ “ 伊藤ドン ” をしていた。
無事にお弁当を渡した理子が「 早弁しちゃダメだからね！」と念を押せば被り気味に返事をする三橋。そんな2人を見て、伊藤とAは顔を見合わせて笑った。
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みに(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます！私も無事にくっつけられるように頑張ります^^ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月12日 8時) (
レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 初コメ失礼します。タイトルに惹かれて読んでみたら、一気に読んじゃいました(笑)面白いです！伊藤くんとヒロインちゃんが無事にくっつきますように、見守っていきたいと思います！頑張ってください！ (2018年12月11日 18時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！伊藤くんとの仲に関してはたくさん拗らせて行こうと思ってるので、最後までお楽しみいただけたらと思います^^ (2018年12月10日 7時) (レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - はじめまして！すごく丁寧にお話をなぞってあり、いつも楽しませていただいています！伊藤くん落ちというのもすごく楽しみななか、最新話の展開にドキドキ！無事に伊藤くんと近づけますように！楽しみにしております！ (2018年12月9日 9時) (レス) id: fd73c1c988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みに | 作成日時：2018年12月4日 23時
