◇ 13 : 石橋と吉村とマブい女 ページ13
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思いっきり蹴り上げた理子の足は避けられ、しゃがみこんだ三橋は「 あー！！ 」と目のところで丸を作りながら理子のスカートを覗く。
怒った理子が三橋に向かって拳を振りかざすが
それは当たることなく伊藤によって止められてしまう。
「 やめなさいよ、偶然偶然 」
「 …… ふんっ 」
「 あっ、理子！ 」
「 何だよあんなに機嫌悪くして
明らかにあっちからふっかけてきてただろ 」
「 そ、そうだよな 」
顔をふいっとしてそのまま立ち去ってしまう理子を心配そうに見つめるA。わざとだとわかっていても、理子に怪我がないか心配だった。
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「 最近他校の男子がうちの “ 石橋 ” と “ 吉村 ” という女装趣味のある男子生徒とマブい女知らないかって聞いてくるらしいねぇ、怖いねぇ 」
「 ( マブい女って … ) 」
「 ( Aちゃん …？ ) 」
「 くれぐれも女子は気をつけて帰るように特に早月くん！君はうちのマブい女子No.1だからね… ってまさか君じゃないよね？ 」
「 まさか！私マブくないですよ〜 」
「「 ( いや十分マブいわ ) 」」
ほとんどの生徒がAのことだと確信したのも知らず、そのまま放課後になってしまう。心配そうな顔をした伊藤が三橋を連れてAのもとへとやってきた。
「 へいへいマブい姉ちゃ〜ん 」
「 俺らのこと探してるの開久ってとこのOBらしい
絡まれたら怖いし、家まで送るよ 」
「 ( きゅん ) …わ、私もそうしたいのは山々なんだけど、今日はちょっと用事があって … あ、 でも理子と帰るから大丈夫！ 」
「 … そっか 」
気をつけてね、と心配してくれる伊藤にキュンキュンしているAを見て、「 え、もしかして、Aたんえ！！ 」と騒ぎ出す三橋。何のことに対して驚いてるのか気付いたAはすぐさま三橋の肩を叩き、迎えに来ていた理子の元を去って行った。
「 三橋くん！言ったら絶交だからね！ 」
「 あいっ！ 」
「 何の話？ 」
「 んでもねぇよ。… ったく、なんで伊藤ばっかり … 」
ぶつくさと文句を言う三橋に対し、何の話か全くもって理解出来ていない伊藤。Aと絶交だなんてこの髪を黒く染めることより嫌だ！と思った三橋は、Aの恋を応援しようと心に決めた。
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◇ 14 : 1番の卑怯者→←◇ 12 : 風紀委員の最強女
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みに(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます！私も無事にくっつけられるように頑張ります^^ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月12日 8時) (
レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 初コメ失礼します。タイトルに惹かれて読んでみたら、一気に読んじゃいました(笑)面白いです！伊藤くんとヒロインちゃんが無事にくっつきますように、見守っていきたいと思います！頑張ってください！ (2018年12月11日 18時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！伊藤くんとの仲に関してはたくさん拗らせて行こうと思ってるので、最後までお楽しみいただけたらと思います^^ (2018年12月10日 7時) (レス) id: b7f7b4b60d (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - はじめまして！すごく丁寧にお話をなぞってあり、いつも楽しませていただいています！伊藤くん落ちというのもすごく楽しみななか、最新話の展開にドキドキ！無事に伊藤くんと近づけますように！楽しみにしております！ (2018年12月9日 9時) (レス) id: fd73c1c988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みに | 作成日時：2018年12月4日 23時
