「…恋の始め方」2

☆ ページ42

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みんなの元へ戻るとジェシーと慎太郎がひと足先に飲み始めていた






　「2人とも、飲み始めるの早くない？」
ジ「いいの！休みだし！」
慎「Aもどう？」
　「お昼から日本酒？笑」



慎太郎の傍には一升瓶の日本酒があった
誰が持ってきたんだか…




ジ「Aちゃん、日本酒苦手？」



苦手と言われると歯向かって飲みたくなる




　「ううん、飲む」



慎太郎の隣へ座りコップへ注いでもらう


いいよね。休みだし。みんないるし。

いろんな言い訳を見つけながらコップへ口をつける











だいぶ酔いも回ってきた頃、昼寝から起きた大我と樹が部屋から出てきた





京「えっ！A！日本酒飲んでんの？！」
　「大我ダメだっら〜？？」
樹「なんか、めっちゃ酔っ払ってない？」
　「酔ってないよ！この通り元気！！」



自信満々にガッツポーズをして見せる



京「誰だよ、Aに飲ませたやつ」
慎「俺だけど…ダメだった？」
京「こいつ、日本酒めっぽう弱いんだよ！！」



怒った様子の大我にコップを取り上げられる




　「大ちゃん返して！！Aのなの！」
京「もうダメ！飲み過ぎ！」
　「やだのー！まだ飲むもん…」



大我からコップを取り返そうと高く上げられたコップに手を伸ばすと足元がふらつき大我の胸へダイブした




　「大ちゃんいい匂いするね…」
京「やめろ！離れろよ！」
　「いーやーだー！大ちゃんがコップ返してくれるまで離れないー！」



背中に手を回し、大我の胸へぐりぐりと顔を埋める




樹「A日本酒飲むとこんな風になるの？」
京「一気に酔い回って日頃張り詰めてるものが全部なくなるんだろうね笑」
樹「Aー！！かぁいい！！じゅったんの元へおいで！」




樹が私を大我から引き離し自分の元へ抱き寄せる




　「ん？なんで樹がいるの？樹も飲む？」
樹「うん、俺も飲むー！」



慎「こいつら、めんどくせぇ。飲ませなきゃよかった」
ジ「完全に俺らのミスだね笑」



頭を抱える3人と満足そうに私を膝に乗せる樹
その様子を見て笑っている椿と高地くん




　「みんなのことだーいすき！」




ここで私の記憶は途切れた

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