第八話 ページ9
ハルキ「…アラタ?」
ハルキが驚いた顔で俺のことを見つめている
なーんでこうネガティブなのかなーハルキは
アラタ「俺がアピールしろっていってんだからしろ!いっつも隊長の命令聞いてんだからな!」
ハルキ「あの…お前とヒカルはいっつも言うことを無視して…」
あーなんにも聞こえねー←
アラタ「とりあえず!俺が言いたいのは!嘘付くなって事だよ!」
ハルキ「…っ」
アラタ「どうせヒカルに嫉妬してるんだろ?」
ハルキ「それはっ…」
アラタ「そんな状態のままでウォータイムに参加するのかよ?
うまくいかないぜ?…Aがロストするかもしれないんだぞ?」
ハルキ「ロスト…っ!」
アラタ「ヒカルだって気付いてるはずだ。あいつ、鋭いから。
…このままじゃ、ヒカルもハルキも納得いかないじゃん?
…正々堂々ぶつかってみろよ。それで駄目だったら、諦めろ」
…想ってるだけじゃ、伝わらない
ハルキ「…」
想いは…
アラタ「伝えろよ」
ハルキ「伝える…?」
アラタ「自分が出来る、精一杯のことをして、…Aに伝えろよ。ハルキの想いを」
俺にも…好きな人はいた
でも、伝えられなかった
アラタ「俺の好きだった人は、俺の前からいなくなった」
ハルキ「!?」
アラタ「俺がいまのハルキみたいに想いをきちんと伝えなかったんだ。ぐずぐずしてる間に
…何も言わず、別れたんだ。神威大門統合学園初等部に行くために」
ハルキ「…ここにいるのか?」
アラタ「分からない」
名前だって、もう覚えてない
だって、最後にあったのは幼稚園の卒園式だったから
LBXの腕前もなかなかのものだった
小等部に最初からいくためには幼稚園の時点で3回の優勝が必要だ
…だからといって
アラタ「ロストして退学している可能性もある」
ハルキ「…そうか」
アラタ「俺はもう遅いけど…ハルキはまだ間に合うんだよ
だから…頑張ってみようぜ?」
Aが俺たちの前からいなくなる前に…
俺たちが、Aの前から消え去ってしまう前に…
ハルキ「…分かった」
アラタ「Aはヒカルの彼女だけどさ、…絶対、離すなよ」
ハルキ「…ああ」
人なんて、すぐに目の前から消えてしまうんだから
この時は誰も知らなかった
本当にAが俺たちの前から消えてしまう日が来るなんて…
…誰も…
34人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルシファー♪ - 妄想すると泣けてくる (2015年5月17日 15時) (レス) id: 43b8f90f3f (このIDを非表示/違反報告)
ハル@リヴァイさん最高←(プロフ) - ヒカルLOVEさん» いいのよいいのよ、キャラ崩壊なんて気にしない(( (2014年1月20日 21時) (レス) id: a2c7c8f48d (このIDを非表示/違反報告)
ヒカルLOVE - ヒカルのキャラが…! 崩壊!?まぁいいや←いいんかい(´・‐・`)/ (2014年1月19日 16時) (携帯から) (レス) id: c6c5bf9c76 (このIDを非表示/違反報告)
ハル@愚痴りたい←(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 久しぶりっす← (2013年12月6日 19時) (レス) id: 936d9cf445 (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル - 本当に公開されてたっけだわw (2013年11月17日 7時) (レス) id: 471acc65ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハル | 作成日時:2013年8月1日 2時