愛してるよ…？【星原ヒカル】

第三十二話 ページ38

タケル「ちょっ、離して((貴方「辛かったんだよね…」へ…？」

貴方「私達、同じ寮に住んでるんだよ？だから、ハーネスのみんなのことは知ってる。
　 …カゲトラ君とか、スズネちゃんが言ってた。【タケルを助けてあげたい】…って」

タケル「…！」

信じられなかった。あの二人は、見て見ぬふりとかばっかりだったし

貴方「目の前で友達が苦しんでるのに、何もしてあげられなくて悔しい、ってさ…」

タケル「嘘…でしょ…？」

友達？彼らと僕が？

…違う、これはうそだ。落ち着け…

今回はこんな卑怯な手で来たのか

僕を安心させてまた突き落とす、そんなのは、僕には通用しないよ

タケル「嘘をつくのもいい加減にしてよ…！」

貴方「うそじゃないよ。…あの二人は、嘘をつく人じゃない」

タケル「嘘だ…。あの二人は僕のことなんて気にしてなかったよ？
　 同じ小隊なのに((貴方「あの二人は」…」

貴方「あの二人は、貴方に何もしなかった。違うかな？」

タケル「っ…！…でも…見て見ぬふりってことも…」

貴方「でも、影で貴方のことを助けていたよ？勉強道具には被害が行かないようにしたり
　 貴方から人を遠ざけたり…とかね」

…！そんな…

【ほら、早くスワローでも行こう】

【勉強なんてみんな嫌いなんやから、それを処分したらむしろよろこぶんとちゃうか？】

タケル「ぁ…」

確かに、彼らが居るときは嫌がらせの回数が格段に減っていた

彼が言ったあの言葉

俺になんか構う価値もない。そういう意味だと思ってた

彼女が言った言葉も、俺を突き放したように聞こえたけど

本当は…

タケル「僕のことをかばって…？」

貴方「貴方は…」

僕は…

貴方「一人じゃないよ((ﾆｺ」

一人じゃ…なかった…

僕は君が好き、それは変わらない

アラタ「あっ…タケル…」

みんなには悪いけど

タケル「…さ…い」

アラタ「え？…タケル？」

【渡さない】

タケル「あ、どうしたの？アラタ君＾＾」

アラタ「いや…あの…。…やっぱいいや！」

Aちゃんのことを守るのは

タケル「僕だよ(ﾎﾞｿｯ」









アラタ「…タケル…？」

ごめんなさい、しんげｋ(((←→←第三十一話

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