愛してるよ…？【星原ヒカル】

第二十四話 ページ29

〜ムラクサイド〜

〜回想〜

俺の話をすべて聞くと、Aはとても驚いていた

貴方「私達が世界の運命を握っているの…？」

ムラク「…そうなるな」

セカンドワールドの真実、目的すべてを離した

…チップのことも

貴方「まあ、いっか！」

ムラク「…は？」

貴方「私はジェノックのために頑張るだけだから！あ、そういえば君、名前は？」

ムラク「ｸｽｯ」

こんなにまっすぐな奴は初めて見た

そして、相手の名前を聞くのがこんなに遅い奴も((

貴方「…？ねえ、名前は？」

…言っていいのだろうか

俺は今日、彼女の仲間をロストさせたばかりだ

ロストさせた相手は第一小隊だと、ミハイルから聞いた

彼女も第一小隊だといっていた

でも、彼女なら…

ムラク「…法条ムラク。…バイオレットデビルを使っている」

彼女なら、受け止めてくれる、そんな気がした

貴方「バイオレットデビル…！そうなんだ…」

…浮かない顔をしている

言わない方が良かっただろうか

貴方「…さっきはありがとう！」

ムラク「！？」

【ありがとう】

敵国のプレイヤーにこんなことを言われるとは思ってもみなかった

ムラク「何故礼など…。俺は、お前の仲間を…」

ロスト、させたのに

貴方「だって、貴方、凄く強かったじゃない？補充メンバーが来たときこの経験を生かせば
　 新しい子達も守れるでしょ？」

ムラク「守…れる…」

貴方「でも、チップはいただけないなぁ…」

ムラク「それはっ…！」

貴方「もう、使っちゃ駄目だよ」

ムラク「だが…それでは…」

貴方「それじゃ、世界を守ったことにならない」

ムラク「え…？」

貴方「自分の手で、守ろうよ！ムラク君！」

めげない性格

明るい性格

今の俺は、Aのおかげで

神威大門にいる

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