ツンデレ天使に恋をして (ページ6)

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☆救世主ページ6

結局、優しい潤くんは全員の飲み物を受けとったみたい。

そこで問題発生するわけで。

翔「で、今から誰の飲むの？」

翔さんのこの一言で、一時は収まりかけた事態は再び勃発。

す「せや！誰の飲むん！？」

潤「え、」

丸「僕が買ってきたやつが一番美味しいですよぉ」

潤「えぇっ、」

智「おいらのを選ぶよねー？」

潤「...えっと、」

雅「俺のに決まってんじゃーん！」

潤「あの...」

亮「なんで！？絶対俺のやろ！！」

潤「うぅ....。」

和「...あんたらどれだけ潤くん困らせれば気が済むの？ねぇ。」

見ててあまりにかわいそうになってきたので、さすがに一言挟む。

信「困らせてなんかないで。むしろ喜んでもらおうと思ってやっとる」

和「あんたらのやってることは全部迷惑行為なんだよ、」

横「どこが！！？」

和「どこがってまじで言ってんのか」

こいつら全員自分のことで精一杯になると周りが見えなくなるタイプだな。

翔さんもひなも...意外とそういう...

潤くんが助けを求める眼差しでこちらを見る。

.......え、もしかして俺潤くんに頼られてる...？

仕方ないな。

俺がまたこいつらに向かって一発言ってやるつもりで口を開くと、

＿＿＿ｶﾞﾁｬｯ

スタッフ「松本さん！出番です！」

「「「！！！！！！」」」

潤くんがほっとしたように、突如現れた思わぬ救世主(スタッフ)に笑顔で返事をする。

潤「はいっ！今いきます、」

す「.....え。ちょっと？」

丸「ちょ、潤くん！？」

翔「...あちゃー」

亮「は？今めっちゃ良いとこやったのになんやねん」

突然のことにみんなは唖然としている。

そんな周りを気にすることなく、するりと間を抜けて楽屋を出ていこうとする。

潤「じゃ、行ってきます。」

...ここにいるより全然安全だしね、スタジオの方が。

にこっと笑って楽屋を後にする潤くん。

いってらっしゃーい、と小声で呟く。

そんな周りの奴らはというと。

「「「.........。」」」

さっきの潤くんスマイルで撃沈していました。アホか。