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「ッ…」
私は仁が行ったのを確認してから、ザパッ、とお湯の弾ける音と共に立ち上がった。
どうしてあの変態は、あんなことをサラッと言えるのだろうか。
しかも酷い！私のこと、胸ないみたいな言い方しやがって…！
まぁ事実…なんだけどさぁ。…ハァ。傷つくよ…？
というかアイツ…本当に服置いていっただけだよね？！
扉を開け、脱衣所へ。すぐさまバスタオルをとって体に巻き、確認する。…どうやら荒らされている形跡はないようだった。
仁のものであろう、替え用の服が洗濯機の上に無造作に置かれているだけだった。
私はハァと溜息をつき、呆れる。本当に、変態なんだから、あいつは。
そう思いつつ、仁の服(水色のおしゃれなヤツ)を着込む。
…あ、これ凄くいい匂いする。いつも仁からしている匂いだ。
石鹸のような、いい匂い。これを嗅いでいると自然と安心する。それも仁のものに限るけど。
…と、考えてはっとする。
匂いを嗅ぐなんて変態みたいじゃないか。仁と何ら変わりない。しかも私は今、現在進行形で彼の服に顔を埋めている！！
…はい、見なかったことにしてください。あと仁に密告しないでくださいね。
「…ん？」
袖を通しているとき、ふと違和感を覚えた。
服の構図がおかしいとかそういうんじゃない。けど、何かおかしい。
通し終わって、それの正体が発覚した。
袖が長い。手が出ていない。それも両腕。
そっか…仁の方が服のサイズ大きいから、私にはぶかぶかなんだ！
どうする、仁に言って替えて貰う？だけど追い返した後なんだ、なんか言いづらい。かといって、びっしょびしょのあの制服を着たくない。
…しょーがない。このまま着ておく！！
結局ぶかぶかなのは腕だけじゃなかった。上のシャツだけで、股の辺りまできてるから…超ミニスカワンピみたいだ。
うわぁ恥ずかしい、と羞恥心に駆られながらも、私は彼に声をかけた。
「仁、出たよー？」
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葉音゜・*:。:*・゜ﾊﾉﾝ(プロフ) - 面白いですね〜(>_<)！！！（←） もう、ずっと見ていたいです（笑） (2015年11月28日 15時) (
レス) id: bccff009b6 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - とてもこの話大好きです！仁君の性格が…。(´д`*) 更新楽しみにしています！ (2015年1月3日 2時) (レス) id: 6d1f02e3b5 (このIDを非表示/違反報告)
フュンフ ―funf―(プロフ) - クリエイターkkさん» コメ有り難う御座います！彼氏君もとい仁君の思考ヤバイですよねｗ僕自身も書いてて思いました…というか男の思考なんちゃ解らん。← そしてスズメバチに持ってかれるという…スズメバチ素手で倒せたら相当凄いと思いますよｗあははｗｗｗ (2014年7月30日 19時) (レス) id: 9333c965f2 (このIDを非表示/違反報告)
クリエイターkk(プロフ) - 仁の思考内で色々とフラグが立ってるのにスズメバチに持ってかれたwww (2014年7月28日 22時) (レス) id: b9bcc0e115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肆 x他1人 | 作成日時：2014年7月21日 17時
