関西弁少年と博多弁少女【あほの坂田】part4

129話 ページ21

貴女side





え…マジですか


96「卒業式にあいつ来ないとかやばいな」


卒業式当日にさかたんが来てない…？！

な、何があったんやろ…



────

先「坂田。本日欠席」

貴「(欠席…か)」


卒業式。別の意味で泣きそうだ

最後までさかたんとおれんとか…

会いたいなぁ…


先「これで卒業式を終わります」


あっ。終わっちゃった。


─────



貴「96ちゃーん！離れてても親友やけんねー！！」

96「当たり前やぁぁぁぁぁぁぁっ！」


最後にみんなと集まって謝恩会みたいなことやってる


浦「しっかし坂田が休みとはな。」


うらた君がお酒を飲みながら言う

あ、もうお酒飲めるとか…。私は飲めんけど





どこかで聞いたことある。ラブラブなカップルこそ長続きしないって。

もしかしたらバイトやなくて私と帰りたくないだけやったんかな

今日はよく分かんないけど…

嫌われたんかな…私。



α「Aちゃん…？」

貴「ふぁっきゅん！ごめんね！」

α「え、大丈夫なの…？」

貴「何が？」



この子達には迷惑をかけたくない




すると突如赤髪が目の前に

そうとう走ってきたのか息切れして苦しそうだ



ま「さかたん？！」

坂田「そ、卒業式は…？！」

96「終わったで」

坂田「マジかよ…」



今日は…寝坊やったんかな？

さかたんはくるっと私に振り返ると真剣な表情で言った



坂田「A…ちょっと来てくれんか？」

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