実はマネもう一人いるんだよ【梟谷】

#27 実力行使 ページ29

木葉side


明け方の4時頃から、木兎がうるさく騒ぎ始め寝ようにも寝れなかった


木「…うるせぇ」


昨日はただでさえぶっ通し練習試合だったため、朝っぱらから木兎の相手をしてやれるほどの気力も体力も残っていなかった



少しでもの妨げに布団を頭まで被れば、やがて木兎の声も気にならなくなり、気づいた時には再び夢の中へと落ちていた＿＿＿＿＿＿＿＿＿











うっすら目が覚め始め、明け方のことを思い出す


………今何時だ？


寝ぼけているせいか、頭が上手く機能しない


3度寝しようかな…


そう思い始めていた時、悲劇は起こった。。。。






ﾄﾞｶﾞｯ!!





木「！！！っ痛ってぇぇー！」



布団越しでも伝わってくる突然の痛みに思わず起き上がる


今ので目は完全に覚めきってしまった



これはぜってー木兎の仕業だ




そんな謎の確信があった。



てか、こんなことするのは木兎くらいしか居ねぇ



木「おい木兎ォ！
痛てぇだろうが！！さっき無視したからって八つ当たりk………え」



『…………あ、おはようございます』



兎「おっ！木葉おはよ！」



俺の横でほうきを片手に佇んでいたのは、まさかのAだった



木「…いや、おまっ…はあぁ？
ちょっとどこからツッコんでいいか分かんねぇ…」



なんで急に実力行使？？それにしてもなんでほうき？



ツッコミたいことは山ほどあるがそれよりAが叩き起してきたという印象が強すぎて思わず頭を抱えた。




なんというか、殴ってきたのが木兎だと思っていたからAだと知って拍子抜けってかんじだ



マネ相手だからキレるにもキレにくい…



そんな俺をお構いなしに、Aはざっと辺りを見渡した。



『………これで全員起きましたね』



他の奴らもA＆木兎に叩き起されたらしく、ゲッソリしてる奴が多々いた




『んじゃ朝食始まるんでパッパと着替えて食堂に来てくださいね〜』



そうだけ言い残してAはほうき片手に部屋を出ていった



そこにはただただ沈黙が流れる




兎「うぇ、なんで皆無言なんだ？」



いや、なんていうか。。。







「「「「(次からは絶対早く起きよ)」」」」





あれは結構痛かった




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他side難しい……

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