#14 暇潰し ページ15
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そして、あっという間に時間は経ち白福さん、雀田さんと約束を交わした土曜日になってしまった。
ショーパンにフードのついたワイドパーカーを重ねて、待ち合わせの駅前時計台についたのが午後1時10分。
予定より少し早く着いてしまった。
どうしよっかな。
ぶっちゃけ普段外出しない私からしたら周りのもの全てが輝いて見える。
都会すげぇ。
まあ、都会だからといってパリピったことしたいわけじゃないから、すぐそこのゲームセンターに入店した。
人の声と電子音が混じって騒がしいこの感じが意外と好きだったりする。
もちろんゲームセンターにきて肝心なクレーンゲームをしないなんてことはしない。
アニメキャラのフィギアとかぬいぐるみとかを一心不乱き漁りまくった。
そして気づいた頃には両手いっぱいになっており、約束の時間直前。
一旦ここら辺にしといて待ち合わせ場所に戻った。
雀「あ、A〜!」
白「やっほ〜」
すでにお二方は待ち合わせ場所で待機していて、雑談やらを交わしていたみたい。
『…おくれました。』
雀「いーよいーよ!…それより」
ふと口をつぐむと視線が私の手元に移される。
雀「それ、なに?」
『??見ての通りぬいぐるみたちです』
両手両脇に抱えられたぬいぐるみたちは全てクレーンゲームの景品。
正直、前が見えるのもやっとなくらい夢中になって取りすぎてしまった。
白「流石ゲーマーw」
雀「それよりそのぬいぐるみたちどうするの?」
『………どうしましょう。』
駅のロッカーに押し込む??でも入らないだろうし。。。
子供に配るとか??いや、私のお金がパーである。
むむむむと顔を歪めれば目に見えるのは先輩方のあきれ顔。
お恥ずかしい。
「お?あれって雀田達じゃね?」
そんなとき、耳に入ってきた聞き覚えのある声。
白「木兎じゃ〜ん」
兎「へいへーい!偶然だなぁ!」
駆け寄ってきた木兎さんの後ろから他の男バレメンツが駆け寄ってくる。
赤「木兎さん、……って、Aたちでしたか。」
木「おー!お前らも買い物?」
気軽に話しよってきた木兎さん一行の視線は雀田さん、白福さんときて最終的に私の手元で止まる。
赤「……なにやってんの。」
『んー、、クレーンゲーム潰し』
小「やめたれw」
私の手元のぬいぐるみを抱き抱えておお!!と目を輝かせている木兎さん。
そんな姿を見て、一つの名案がピコーンと思い浮かんだ
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雷 - 更新楽しみに跳ねてます (2022年10月5日 8時) (レス) @page35 id: b9a57fb77b (このIDを非表示/違反報告)
ふらふらダンス(プロフ) - ばたーさん» 返信遅れてごめんなさい!わぁありがとうございます!!ほんと長い間休んじゃってたのを繰り返してたのでそろそろお話進めていきたいと思ってます! (2022年7月29日 23時) (レス) id: 9772fa9d54 (このIDを非表示/違反報告)
ばたー - 夢主ちゃんのイラストお上手ですね!続き楽しみにしています!! (2022年7月28日 20時) (レス) @page34 id: 0921c4fed7 (このIDを非表示/違反報告)
ふらふらダンス(プロフ) - nagisaさん» ほんとですか〜!ありがとうございます!!更新頑張っていきますね! (2022年5月31日 7時) (レス) id: 9772fa9d54 (このIDを非表示/違反報告)
nagisa(プロフ) - 夢主ちゃんのイラストめっちゃ可愛いですね!!これからも頑張ってください!! (2022年5月31日 3時) (レス) @page1 id: 70ec9d46b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルフォートっと | 作成日時:2022年1月19日 1時