118話(あらき) ページ30
あらき「全然大したことあるじゃんっっっっ！！！！」
急いで家に帰り腕を見せてもらうと、右肘下当たりに大きい赤い痕
あらき「10cmくらいあるんじゃない…！？包帯買ってきてる！？」
「か、買ってないです…」
あらき「うわぁ、家にあったかなぁ…ちょっと待ってね。てか冷やした！？」
「冷やしてないです……」
あらき「まずは冷やして…それから」
氷を取りにキッチンに入ると、なにか作りかけのフライパンがあって
あらき「これで火傷したの？」
「あ、そ、その、……」
また気まずそうに目を泳がせて
氷水を腕に当てて、反対の手を握った
あらき「教えてほしーな」
「…み、みんないないので…その、夜ご飯とか、作ってみようかな…みたいな…で、上にある調味料取ろうとしたら、高くて見えなくて…調味料落ちてきて慌てたら…ふ、フライパンに、ジュッと……」
思ったより危ないシチュエーションに震えそうになった
この酷く見える腕のやけども、まだマシな方だったのかもしれない
物がフライパンに直撃してフライパンが床に落ちて、彼女の足に当たったら…
フライパンじゃなくて鍋だったら…
そもそも中に入ってるのが熱々の油だったら……
そんなことを考えると血の気が引いて、彼女を抱きしめた
「ご、ごめんなさい…」
あらき「怒ってないから謝んない。…痛いと思うけど、これだけで済んで良かった…」
「余計なことしちゃって怪我しちゃったので自業自得なんです！ほんとに！！！！」
あらき「…そんなことないし。ほんとに…ほんとに、無事でよかった…」
彼女の温もりに頭を埋めていると、小さく笑い声が聞こえる
あらき「なに笑ってんの」
「…怒るから言わない」
あらき「言いなさい」
「…心配性でお母さんみたい」
あらき「……」
「ほら！怒った！！ごめんなさい！？」
あらき「お母さんじゃないよ、俺」
「はい、そうですよね、はい！」
あらき「好きな子だから、すごく心配なの」
「ふぁッ」
あらき「こんなに心配するのも、こんなに可愛いって言うのも、こうやって抱きしめるのも、さわーにしかしないから」
勘違いしないでねと添えて離れる
赤いのを隠すように俯く彼女が可愛くて、もう一度抱きしめたくなるのを我慢した
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それぞれパート2個ずつかいたよ
だからまた違うパート入るよ
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すりらんか(プロフ) - ハツさん» 愛してます (3月10日 20時) (
レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
ハツ(プロフ) - すきです(突然の告白) (3月9日 16時) (レス) @page47 id: 74276684f2 (このIDを非表示/違反報告)
すりらんか(プロフ) - ねこみやさん» ひぇぇ優しすぎるぅぅぅ😭 優しさに答えるべくなるべくお待たせしないように頑張りますぅぅぅ😭コメントありがとうございますぅうぁぁうあ😭😭😭 (3月7日 17時) (レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
すりらんか(プロフ) - 炭酸さん» 1話1話天を仰ぎながら書いてるので最高に嬉しいです…。炭酸さんの毎日が最高の日になるお手伝いができるなんて私も最高の日ですね！！！！めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございますー！！！！ (3月7日 17時) (レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや(プロフ) - 続編めちゃくちゃ嬉しいです！！この作品大好きでいつも楽しみにしてます！更新なんていくらでも待ってやるぜって感じです！笑 (3月3日 1時) (レス) @page45 id: c84ddd8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すりらんか
| 作成日時：2023年11月7日 18時
