99話(あらき) ページ11
沈黙が痛い
チラッと彼女を見ると、動く気はなさそうで
あらき「…今、こうやってそばにいられると触れたくなる」
「…」
追撃の言葉をぶつけてみるも、変わらず
「あらきさん」
それどころか、名前呼んで手握ってきて
あらき「…そんなに、俺の事男って思えない…？」
あぁ…、だからかっこ悪いってこんなの
彼女の前ではより、かっこつけてたいのに
零れる弱音に、俺の手を握る力が強まった
「めちゃくちゃ男って思ってますけど！？」
あらき「……へ？」
「いや！あらきさんなんて常日頃から色気バリバリスパダリじゃないですか！！！意識しないとか普通に無理ですけど！？！？舐めてます！？」
あらき「…」
「かっこいいななんて数億回思ってるけど！！2人きりも緊張するけど！！！でも！！…それ以上に大切な人だから、ドキドキするなんて私のエゴなんかで置いていけないんですっ！！」
想定外の言葉に、開いた口が塞がらない
「…何も出来ないですけど…せめて、そばにいさせて？」
笑って俺の手を握る彼女の両手は、小さくて、柔らかくて、暖かくて
風邪の時は人肌恋しくなりますよね、なんて鈍感な言葉は無視して
あらき「…いーの？出ていかないなら、ちゅーするよ」
「いーですよ、して移しましょうそうしましょう」
あらき「冗談だと思ってるでしょ？そんな投げやりな返事しちゃって」
「あらきさんの言葉はいちいち本気にしてたらドキドキして倒れちゃうもーん」
あらき「…なにそのかわいーの」
力任せに引き寄せた
彼女の長い髪が揺れて、大きな瞳が目の前にあって
あらき「…うそ、今はしない」
少しだけ笑って、手を離す
ぺたんと彼女が座り込んだ拍子に
nqrse「ただいまぁー！！！！！」
家に大声が響いた
nqrse「まーじで何買えばいいかわかんなすぎて俺このまま薬局に住んじゃうのかと思ったぁぁああガチ疲れたああ」
「あ、お、おかえり、」
nqrse「ただいまぁーー…あ、あらきさん起きてんの？お粥買ってきたけど食べる？」
あらき「おー、ありがとー、食べる食べるー」
「あ、私あっためてくるよ。nqrseゆっくりしてて、疲れたでしょ？」
nqrse「お、あざす」
慌てて部屋を出る彼女の背中を手を振って見送った
あらき『うそ、今はしない』
「…今、は？」
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すりらんか(プロフ) - ハツさん» 愛してます (3月10日 20時) (
レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
ハツ(プロフ) - すきです(突然の告白) (3月9日 16時) (レス) @page47 id: 74276684f2 (このIDを非表示/違反報告)
すりらんか(プロフ) - ねこみやさん» ひぇぇ優しすぎるぅぅぅ😭 優しさに答えるべくなるべくお待たせしないように頑張りますぅぅぅ😭コメントありがとうございますぅうぁぁうあ😭😭😭 (3月7日 17時) (レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
すりらんか(プロフ) - 炭酸さん» 1話1話天を仰ぎながら書いてるので最高に嬉しいです…。炭酸さんの毎日が最高の日になるお手伝いができるなんて私も最高の日ですね！！！！めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございますー！！！！ (3月7日 17時) (レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや(プロフ) - 続編めちゃくちゃ嬉しいです！！この作品大好きでいつも楽しみにしてます！更新なんていくらでも待ってやるぜって感じです！笑 (3月3日 1時) (レス) @page45 id: c84ddd8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すりらんか
| 作成日時：2023年11月7日 18時
