55話(めいちゃん) ページ12
「ごめんなさいっ」
家に帰ってきて、居間に集まると、突然立ち上がった先輩からの謝罪
「その、実は、生理前…で、あ！毎月こうって訳じゃないんだけど！なんか今回はすごくイライラしちゃって…当たっちゃって…」
必死に謝る彼女の目の周りが少し腫れていて、きっと泣いたんだろうなって
めい「全然！大丈夫！！また先輩のこと傷つけちゃったかなって心配だったから、違くてよかった！」
仕事は手につかなかったけど
あらき「俺たちは全然気にしてないから。それより体調大丈夫？早く座んな？」
多分この人も仕事は手についてないけど
「っ、やざじい…泣いちゃうっ…」
nqrse「あーら、また泣いちゃうの〜？さっきもいっぱい慰めてやったのに〜？」
「っうるさい！」
nqrse「子供みたいに泣いちゃったから、いっぱい抱きしめてよしよしーってしてやったんだよなぁ〜？」
めい「はぁ！？ずるい！！！」
あらき「……」
nqrse「なぁ？さわー…。！！！」
「なんで、みんなにいっぢゃうの…っ」
先輩が、ボロボロと涙を零していた
泣きかけたのを見たことはあったけど、しっかり泣くのを見るのは初めてで
nqrse「ご、ごめんごめん。ごめんな？さわー」
nqrseも自分の言葉で泣かせてしまった焦りからか、オロオロとしながら抱きしめる
「nqrseちゃん、やだぁ、いじわるいう…」
泣きながらnqrseの胸板を押して拒否する先輩と落ち込むnqrseは正直見ていて痛快だけど
「うぇっ、うー……」
泣き止まない先輩を見るのは、とても辛くて
nqrse「ごめんな、ほんとに。もう言わないから、許して」
「…」
nqrse「みんなでアイス食べるって楽しみにしてたしょ？俺のも1口あげるから。な？」
「……」
この言葉に先輩は一瞬顔を上げて、nqrseは慌てて立ち上がり冷凍庫からアイスを取ってきた
俺たちに適当に投げて渡すと、先輩には丁寧に渡して
nqrse「はい、口開けて？」
と、自分のを差し出す
nqrse「美味しい？」
「…うん」
nqrse「許してくれる？」
「……んっ」
鼻をフンッと鳴らして、自分の分をパクパクと食べ進めて
「これおいし…」
なんて、さっきのをもう忘れたかのような幸せそうな顔
…不謹慎だけど、あの、もしかして
情緒不安定な先輩、可愛すぎるんじゃないか…！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 325人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すりらんか(プロフ) - ゆちさん» 続いちゃってるので喜んでいただけてて嬉しいです…😭 いっぱい捗らせてください！笑 もっとにやにやが頂けますように…🤭 (10月9日 2時) (
レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
ゆち(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！めいちゃんのターン嬉しすぎます😭🙏🏻もはや続きが気になりすぎて妄想捗ります(？)私も広角上がりながら画面を見つめています☺️🧡 (10月8日 19時) (レス) @page43 id: 0439cd6fa9 (このIDを非表示/違反報告)
すりらんか(プロフ) - 遊ちゃん_0q0さん» わあああありがとうございますうう！！😭1番でいられるよう頑張ります！！笑 (10月5日 10時) (レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
すりらんか(プロフ) - ゆちさん» うがあああうれじいでずうう😭😭😭 高低差激しいの続くのでお楽しみくだせぇええ😭😭 (10月5日 10時) (レス) id: 7d84c4f524 (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_0q0(プロフ) - っっっっ駄目だああああ😭😭😭ここ最近読んだ中で1番面白い、、！！！！最高です😭😭😭👏👏👏👏 (10月3日 0時) (レス) id: da0a08bcf3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すりらんか
| 作成日時：2023年9月6日 16時
