伝える４文字繰り返す２文字【sm】

3話 ページ3

「あ、まーしー」



テストが全部返ってきた憂鬱な日の放課後



靴箱でAに話しかけられた



志麻「うん？」



「えー…と…12月入ってから暇な日ってある？」



志麻「え？」



「あ！なかったら11月の後半とかでも！！」



彼女から予定を聞かれるのは初めてな気がする



志麻「いつでも毎日絶対に暇！！」



舞い上がりすぎて暇人宣告



余裕ないって思われる？



「あ、そしたら…えっと…あのさ、1日とかって、暇かな…？」



志麻「絶対に暇！！！！」



なんかあっても優先順位はこっち



「よかった！じゃあ1日遊ぼ！詳しく決まったらLINEするね？」



志麻「おう」



「じゃあ」



手を振り去ろうとする彼女の制服を掴む



「へ？」



志麻「あ、いや…一緒に帰らん？」



「…あ、ごめん…先生から呼び出されてて」



志麻「…あ、そっか」



やばい、調子乗った。…恥ずかしい



志麻「ごめんな、変な事言って」



苦笑いになって、彼女の制服から手を離す



バイバイと手を振り背を向けると、今度は彼女に制服の裾を掴まれた



志麻「え？」



「…す、すぐ終わらせるから！！待っててくれたり…しませんか？」



紅く染まった頬と、少し震えてる手



志麻「…何時間でも、待ってる」



俺の言葉に嬉しそうに緩ませた顔も、小走りで階段を登っていく後ろ姿も



志麻「…かわいすぎ…」



かわいいがすぎる




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時間軸どうなってるん！？っていうツッコミはなしでお願い致します

なるべくいちゃいちゃしたとこ書きたいんです…

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