伝える４文字繰り返す２文字【sm】

17話 ページ17

志麻「…よ」



センラ「よー！」



「よー！！」



佐藤「おっすおっす！」



松本「さぶいねー」



小林「最下位なのでココアおごりでーす」



志麻「おい」



11時、5分前



全員集まった今年最後の日



「まーしーまーしー」



志麻「ん？」



「私ね、甘酒がいいな」



志麻「奢り確定してたんやな」



センラ「俺はなんか食べ物が食べたいなーー」



志麻「仰せのままに。センラ様」



佐藤「俺と松本と小林はココア！！」



志麻「黙れや」



松本「そういうとこよね」



小林「清々しい」



佐藤、松本、小林が前を歩いてて、その後ろをついてくようにセンラとAと俺で歩く



途中の屋台で歩きがてらの食べ物や飲み物を買って、嬉しそうにはしゃぐAと保護者センラがなんだか笑える



クリスマスどう過ごしたとか、この休みでなにかしたかとか、適当な会話をしているとセンラの歩幅が少しずつ大きくなり



対して俺はゆっくり歩き始めて



「？」



どっちに合わせたらいいのか分からないのか、真ん中で俺たちを交互に見るAに笑いかけた



志麻「俺と歩こ」



12時、5分前



「…うん」



少し遠くから『頑張れよ』と口パクをしてるのか、センラたちから零れる白い息



降り始めた雪が、今年の終わりを告げ始めた

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