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44話 ページ45

志麻「サンドイッチだ」



「そーなの、いいでしょ」



志麻「俺も今日サンドイッチだから」



「コンビニとお母さんのは違うんだよ」



志麻「言えてる。今度センラにでも作ってもらうか」



「あ、いいね。みんなでピクニックとかしよ!」



いつも通りの会話をして、ご飯を食べて



…このまま解散は、なしだから



志麻「ねえ、A」



「うん?」



志麻「…これ」



「え?」



小さなかわいい紙袋を差し出す



「…えっと…?」



志麻「…あの、ピアスの、お礼…っていうか…Aに似合いそうだったから…」



誕生日プレゼントって素直にいえばいいのに



「…私、今日誕生日…」



志麻「…そうなんや。偶然、やな」



「…」



おめでとう、って一言素直に



「…うれしい…っ!」



クソみたいな態度の俺なのに、彼女はただ笑ってくれた



「開けてみていい?」



志麻「うん」



紙袋の中に小さな箱



「…え?こ、これ高くない?」



ジュエリーケース、とかいうものを見て心配する



志麻「大丈夫。見かけだけだから」



「う、うん…」



ゆっくりとそれを開けて、目が輝く



「ネックレス…」



志麻「…」



派手すぎないハートのついたシルバーのネックレス



なんかこう、ごりごりのハートは恥ずかしいんだけど



大人っぽくて、かわいいのがあったから



「ねえねえ、つけてつけて」



ネックレスを差し出して、俺に背中を向ける



真っ白なうなじも、柔らかな髪の毛も、意識しないなんて出来るわけなかった



「まーしー、まだ?」



志麻「…ん」



触りたい衝動とか全部抑えて、ネックレスをつける



「…えへへ、似合う?」



志麻「うん。…めちゃくちゃかわいい」



言わなきゃ



志麻「あのさ、」



「うん?」



志麻「…お誕生日、おめでとう」



「…ありがとう」



あぁ、また逃した



いつだって言うべき所で言えない



また先送りだ



早く伝えなきゃいけない想いだってわかってんのに



…わかってるのに、たったの二文字さえ君に送ることができない

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つな(プロフ) - *鈴架▽歌*さん» そちらは大丈夫でしたか…?はい!お互い頑張りましょう(っ´ω`c) (2018年9月8日 12時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
*鈴架▽歌*(プロフ) - 私も北海道なんですよーお互い大変ですけど頑張りましょう!! (2018年9月8日 11時) (レス) id: b7acdc089a (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - ホルン吹きの変人@更新再開さん» ちょっと焦りましたが大丈夫でした!とても励みになりました。ありがとうございます! (2018年9月8日 10時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - rai*さん» 大丈夫でした。お優しい言葉ありがとうございます。とても励みになりました! (2018年9月8日 10時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - ゆきのさん» お優しい言葉ありがとうございます。とても励みになりました! (2018年9月8日 10時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すりらんか | 作成日時:2018年8月5日 15時

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