言える４文字言えない２文字 【sm】

33話 ページ34

志麻「…おはよう俺」



楽しかった花火は終わり、待ちに待った夏休み



…って思うじゃん！？全然楽しくないのさこれが！！



約1ヶ月会えないなんてつらすぎ…



遊べばいいじゃんって思うかも知んないけど、毎日遊ぶとか無理だし



学校だったら毎日会えんのに…とかなんかもう…



夏休みがこんなにクソみたいなものなんて思ったことなかった



顔が見たい



声が聞きたい



笑いかけてほしい



あわよくばあの夜みたいに、俺を意識して、顔を赤くして



…なんて、思ってても始まんないことくらいわかってる



行動しなきゃなんだけどさぁ…



そう思って何時間も握り続けたスマホは手汗で滑りやすくなってて笑う



志麻「…センラにLINEしよ」



Aと3人で遊ばない？…と



送ってすぐについた既読



きもいなこいつ



そしてすぐ送られてくる返信



志麻「…は？」



【A夏休み中は札幌のおばあちゃんのとこにずっといるよ。聞いてないの？】



志麻「…まじ？」



こうして1日も会えない地獄の夏休みがスタートした









…あ、電話とかも出来ることなくほんとにクソみたいな夏休み過ごしたからカットするから



いや！だってほんとに言うことないくらい干からびてた！！



北海道は流石に無理だろ！！！！

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