32話 ページ33
センラ「A、これで手拭いて。あ、あとそれタレ垂れやすいからこれ使ってな」
佐藤「ウェットティッシュはわかるけど紙皿持参するやつは初めて見た」
「これうまい!!」
センラ「クレープとりんご飴食べたのにみたらしかぁ…」
「甘いものは世界を救う。あ、まって、あそこの肉巻きおにぎり食べたい」
センラ「甘いものに世界救わせてやれよ」
その後は別に変わった様子もないA
やっぱ俺の勘違い?
願望が妄想に収まらなくなった??
センラ「そろそろ花火見やすい位置探すか」
小林「あ!私いいとこ知ってるー!」
佐藤「おっいいじゃんいいじゃん!いこいこー!」
小林を先頭にしてしばらく歩き、辿りついたのは花火が打ち上げられる場所とは真逆にある神社
佐藤「え…まじ?」
松本「ほんとに見えんの?」
小林「見えるんだってー!!」
真逆だからかその神社には他に人はいなくて
とりあえず神社の段差に座り込む
センラ「A、ラムネ開けれる?」
「うん…頑張る…っ」
ちょっと遠くではAがラムネと格闘中
小林「あっほら!!上がるよ!!」
小林の声と共に、花火の爆音
佐藤「うぉおおお!!!たっまやー!!!」
松本「佐藤うっさ」
センラ「恥ずかしいわぁ…」
「まーしー」
志麻「うぉっ…びびった」
「あげる」
さっき格闘していたラムネを頬に当てられる
花火も中盤になった頃、君が隣に座った
2本空けてたの、センラのじゃなかったんだ…とか
ちょっと嬉しくなる
「花火綺麗だね」
志麻「せやなー」
花火なんかより、君の方が
…なんて、何番煎じのセリフ
それでも、思うもんは仕方ない
来年は2人で来れたら
なんて今はまだ誘う勇気もない
「…さっき、助けてくれてありがとう」
志麻「え?…あぁ、いや。大丈夫やった?」
「うん」
突然立ち上がるAを見上げる
正面に立った君の後ろの花火はクライマックスを迎えていた
「…助けてくれたのかっこよくて、ちょっと意識しちゃってた」
お礼いうの遅れてごめんね、なんて笑って君はセンラたちの方へ走っていって
佐藤「あーー!終わりだー!!」
小林「最後のラッシュすごかったねー!」
志麻「…っ」
最初っから最後まで、ドキドキしっぱなし
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つな(プロフ) - *鈴架▽歌*さん» そちらは大丈夫でしたか…?はい!お互い頑張りましょう(っ´ω`c) (2018年9月8日 12時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
*鈴架▽歌*(プロフ) - 私も北海道なんですよーお互い大変ですけど頑張りましょう!! (2018年9月8日 11時) (レス) id: b7acdc089a (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - ホルン吹きの変人@更新再開さん» ちょっと焦りましたが大丈夫でした!とても励みになりました。ありがとうございます! (2018年9月8日 10時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - rai*さん» 大丈夫でした。お優しい言葉ありがとうございます。とても励みになりました! (2018年9月8日 10時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - ゆきのさん» お優しい言葉ありがとうございます。とても励みになりました! (2018年9月8日 10時) (レス) id: 9c5751c726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すりらんか | 作成日時:2018年8月5日 15時