私と兄とお友達【USSS】2

おまけ6 ページ47

うらた「今日、お母さん達の方の家に帰るんでしょ」



「あ、うん。お母さんとお父さんが、卒業パーティーしてくれるって…」



うらた「坂田も作るって意気込んでたよ」



「そうなの？」



うらた「初耳？」



「うん」



うらた「やべ。黙っといて」



「盛大なネタバレじゃんw」



うらた「…送るから」



「ありがとう」



うらた「明日は、うち来てね」



「なんかしてくれるの？」



うらた「お祝いしてやる」



「やった。アイスケーキがいいな」



うらた「予約済み」



「流石です」







「…じゃあ、また明日」



うらた「うん」



「ばいばい」



うらた「うん」



「…ねえ、歩き出してよ」



うらた「え？」



「そんなずっと見られてたら、いつ家入っていいかわかんないでしょ」



うらた「あー…いや、制服姿これで最後なんだな…って」



「お望みだったら制服着て部屋行ってあげようか…？」



うらた「変態みたいにすんのやめて」



「冗談だよー」



坂田「あ、Aとうらさんじゃん」



「あ、お兄ちゃん」



うらた「よっ。じゃあ帰るわ」



坂田「あれ？帰んの？一緒に食ってもいいよ」



うらた「いやいや。流石に邪魔できねえから」



坂田「そっか」



うらた「ばいばい」



「うん、ばいばい」



来た道を戻っていくうらたさんに2人で手を振った



坂田「…なんか、邪魔しちゃってごめんな」



「え？全然だよー！ばいばいするとこだったし」



坂田「…そっか」



「うん！おうちはいろ！」



坂田「うん。…あ！！ちょ、ちょっと待って！！俺に先はいらせて！！！」



「え」



坂田「ちょっと！！！まってて！！！」



【ｶﾞﾁｬｯ】



坂田「母さん！！親父！！！A帰ってきたー！！！」



母「え！？ちょ、ちょっと待って！！」



父「思ってたより早いな…よし！！準備OK！！」



ドア越しに丸聞こえの大きい声



【ｶﾞﾁｬｯ】



坂田母父「A！！！卒業おめでとう！！！！！！」



視界に飛び込む3人の笑顔と、鳴らされたクラッカー



「…ふふ…ありがとう…っ」



笑いと、涙が自然と浮かんだ

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