私と兄とお友達【USSS】2

ひゃくじゅうごわ ページ26

「お風呂、上がったよー」



坂田「…じゃあ、俺入ってくるわぁ」



さかたんがお風呂に入りに行って、2人っきり



さっきぶりの2人っきりなのに、なぜかまだ緊張して



うらたさんを横目で見る



「…ぁ」



うらた「…なぁに？」



目がバッチリとあって、楽しそうに聞かれる



意地悪だ



「…べつに」



うらた「A、結構素直じゃないんだね」



「素直だけが売りですよ」



うらた「俺には意地っ張り」



「…」



こんなの初めてで、どうすればいいかわかんない



…なんて、言えない



うらた「まあ、俺そろそろ戻るね」



「え？」



うらた「寂しい気持ちもわかるけど、…この家でどうこうはちょっと酷っていうか…」



「後半聞こえなかった、もっかい！」



うらた「いや、なんでもない」



「…」



うらた「そんな顔すんなって。えーと、明日は学校だよね？」



「うん…」



うらた「じゃあ、終わったあとそのまま俺のとこ来てよ。お菓子とか用意しとくから」



「！うんっ！」



うらた「変なとこで素直なのほんとかわいい…」



なぜか顔を抑えながら私の頭を撫でてくる



よく分かんないけど、かわいいって言われたし、撫でられたので結果オーライ



うらた「じゃあ、また明日」



「おやすみなさい」



うらた「おやすみ。」



「…あっの！」



扉が閉じられそうになって、思わず声をかける



うらた「っえ？」



「このあとっ、ら、LINEとか、送ってもいいですか…、」



うらた「…！！」



まだ、話してたい



うらた「もちろん、待ってる」



嬉しそうに笑って、手を振って帰ってた



私の大好きな、彼氏さん

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