・ ページ2
「えー、カレーにしようかなぁ。いや、ラーメンも捨てがたい」
お茶子ちゃんにフラれてしまい仕方なく一人でお昼を食べることにした私
食堂のメニューの前で悩むこと5分
「よし、決めた！とんこつラーメン「２つで」
はい？」
メニューを頼もうとした私をさえぎった聞き覚えのある声
「よく食べるんだね爆豪くん」
「一人で二人前も食うかよ」
ぐいっ、と思いきり腕を引っ張られて出来立てのとんこつラーメンが乗ったおぼんを持たされた
そのまま半強制的に同じテーブルに座らされる
「いただきます」
「い、いただきます」
私も爆豪くんにつられて手を合わせた
そういうとこちゃんとしてるよなぁと爆豪くんに感心していると大量に赤い物体をかけ始めた
「なにそれ」
「七味」
「そんなにかけたらとんこつラーメンの味しないんじゃ」
「それがいいんだよ」
わかってねぇなと言わんばかりに七味をかけ続ける爆豪くん
「てめぇもいるか」
「遠慮しておきます」
そういうと少しだけ残念そうな顔をされた
え、それはずるくない
「じゃあ、こっちのタバスコを」
「そういうことじゃないんだなぁ」
爆豪くんを無視してそのままとんこつラーメンを食べる
うん、私はやっぱり何もかけないのが好きだ
「うまいか？」
「え？うん、美味しいよ」
「そうか」
そう言ってフッと笑った爆豪くん
「爆豪くんってさ」
「なんだよ」
「友達いないの？」
「しばくぞてめぇ」
いやだって、ぼっち回避のためにこんなモブ女を昼御飯に誘ったんじゃないの
爆豪くんがひと睨みすれば誰でも一緒にお昼食べてくれると思うよ
「別に」
「？」
「気分だよ」
陽キャすぎて月１くらいは陰キャとご飯食べたくなる気分とかあるんだ
「変なの」
うん、やっぱりそのままのとんこつラーメンが一番美味しい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 324人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花帆 - 一気に読ませて頂きました！番外編も含めて、読みやすくて面白かったですﾟ+.ﾟ(*´∀`)bﾟ+.ﾟ (2020年5月29日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃(プロフ) - キュンキュンしすぎて心臓爆散した (2020年5月13日 6時) (レス) id: 8bc040ebca (このIDを非表示/違反報告)
ダイオウサマ(プロフ) - 爆豪派閥に恋愛相談してえーーー (2020年5月9日 4時) (レス) id: 2ada51aebe (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 終始ニヤニヤが止まりませんでしたwカレカノになると少しふわふわするかっちゃん尊いです！ (2020年5月4日 2時) (レス) id: fb669a2679 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよ(プロフ) - わさびさびさん» いえいえ、どういたしまして、？ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年5月2日 20時) (レス) id: 12c5001572 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つなまよ | 作成日時：2020年5月2日 16時
