明日はきっと晴れ2

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∞すばるside∞

病室に入ると、もうみんな揃っとった。

章大は熱も出てるみたいで赤い顔して寝てる。


それにしても、みんなの顔深刻過ぎひんか？

階段から落ちて左足骨折しただけやろ？

それともなんか悪い病気でも見つかったんか？



す「オトン、なんかあったんか？」




病室の一番隅で俯いとるオトンに声をかける。




裕「あぁ、すばる

来てくれたんか」




なんやろ、何かに怒ってる…？




裕「章大、学校で突き落とされたんや

いじめられとったみたいでな、ずっと。

俺らの知らんところで、1人で戦ってたんや。

こんなに心の優しいやつなんて、

どこ探してもおらんのに…」




いじめなんて、ましてや章大が

驚きとともに怒りが込み上がってくる。

オトンが怒るのも無理ないわ。

けどちょっと、みんなの顔暗すぎる。

甘えん坊のゆきでさえ、隅っこに1人で座ってる。




す「それは許せへんな…

けど、オトンもみんなも、ちょっと暗くなり過ぎやない？

優しすぎる章大やからこそ、

俺らが暗くなっとったらもっと気にしてまうやろ」




それに、こないに暗いんは俺ららしくないし。




信「それもそうやな

俺らが暗なってても、なんも意味あらへんわ」




信五はすぐに俺の気持ち汲み取ってそう言ってくれる。




隆「けど…」




す「大丈夫や

俺らで支えただらええねん

家族なんやから」




普段言わへんようなこと言うてみた。

けど、そうやろ？

今までいろんなことあったけど、

全部みんなで乗り越えてこれたんやから。

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