70 ページ28
みんなで初めて外を歩く。
河川敷をね、ゆっくり
ほんと、散歩なんてしたのいつぶりだろって感じだな。
前を潤と和くんが並んで歩いてて、
そのすぐ後ろにさとにぃ、俺、雅紀
俺らの少し後ろを父さんと母さんが歩いてる。
父さんと母さんは何か話してるみたいだけど、俺ら兄弟の中に会話はない。
けど、なんだか気持ちいい。
母「ちょっと休憩しない？
ほら、あそこにちょうどいい木陰があるし」
15分くらいかな、歩いてたら母さんが声かけてきた。
智「…昼寝の時間」
いち早く木陰に向かったさとにぃはそんなこと言ってたけど、お願いだから寝ないでよ？笑
潤「え、あっ！和くんっ！」
どうやら和くんに俺たちの会話が聞こえてなかったみたいで、和くんだけがズンズン先に進んで行ってしまって、
それを止めようと潤が手を伸ばした。
一気に俺たちの間で緊張が走る。
雅紀はなんてぎゅっと目を閉じてしまって。
けど、俺たちの心配をよそに和くんは潤の手を振り払ったりしなかった。
むしろ、いつの間にか手を繋いで潤のことを受け入れてる。
俺たちよりもびっくりしてるのは潤。
きっと咄嗟に手が出てしまったから、手が出た瞬間ヤバイと思ったんだろう。
拒否されてしまうってことも、和くんが驚いて走り出してしまったりすることも考えられる。
だから、素直に受け入れてくれた和くんに、嬉しさよりも驚きの方が感じてるんじゃないかな。
これって、和くんに少しは認めてもらえたってことになるよな？
そう思って、さとにぃを見ると、優しく笑ってくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
稀命(プロフ) - ホウさん» わざわざコメントありがとうございます！そんなそんな！神だなんて恐れ多いです！これからも面白いと言って貰えるように更新頑張ります！ (2020年9月22日 21時) (
レス) id: 00d402102b (このIDを非表示/違反報告)
ホウ - 面白い！！作者さんが神だと思うこの日この頃、更新待ってます！("｀д´)ゞ (2020年9月22日 14時) (レス) id: 8dd7cdb4bf (このIDを非表示/違反報告)
稀命(プロフ) - moaiさん» はじめまして。応援ありがとうござます！より良いお話を皆様に届けられるよう頑張っていきます。 (2019年2月3日 21時) (レス) id: 00d402102b (このIDを非表示/違反報告)
moai(プロフ) - はじめまして。更新再開待ち望んでました。これからも応援してるので頑張ってください((^^)) (2019年2月3日 20時) (レス) id: 71fd5268c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：稀命 | 作成日時：2016年10月16日 18時
