罪恋〜その想いは永遠に〜

おふくろへおやじへ ページ17

えぇーっと

２人には…やっぱ迷惑かけたな、ホント笑





あら？
笑い事じゃねーって？




ま、苦労かけたもんな…。




中学のときとか反抗期で暴言ばっか吐いて。





でもそのたびに何でもないような顔をする２人を見ると俺も辛かった。




自分で何言ってんのって話だけど笑




本当は怒られたかっただけの構ってちゃんだったと思う。



でも２人はそんな俺に怒らずに、笑ってくれて。







……マジで、ゴメン。






でも本当は全然消えろなんて思ってない。





本当は一人暮らしなんてしたくない。




俺と、おふくろと、おやじと、夏輝の４人で過ごす夕食の時間……俺、家族でワイワイって好きなんだ。





仕事で忙しいおやじが頑張って終わらせて夕食の時間に間に合わせようとしてるの知ってるし、おふくろが献立に毎日悩んでるのも知ってるし。







そんな時間が…大事だったわ、俺。








本当に……おやじとおふくろの子で良かった。





今までありがとう。





親不孝者で……ゴメンな？





また来世も…２人の子に生まれたいな。






喧嘩せずに仲良く過ごせな！





　 安藤蒼

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