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「……アルバート、A？ どうかしたの？ あなた達最近ちょっと変だわ」
ぼうっとしていると、アルバート兄さんが席を立つのが見えた。
おかしいのはあなた達だ。話したくないし、話させたくもない。できるなら顔も見たくない。……気持ちが悪い。なにもできない自分も──
私も少し食事を残して席を立つ。
「……アイツらのせいでしょ！ 騙されてる……！」
……誰かの叫ぶ声が聞こえる。煩い。……あの子達をバカにするな。
私はアイツを無視して、食堂を出た。
……あの子は昔、出会ったときから不思議だと思っていた。頭が良く、皆に色々教えていた。もちろん貴族の事も。
「……悪い貴族が現れたとき皆はどうするの？」
「たたかう！」「殺 すっ！」
……神様の目の前で、悪の道を、それも正しく説いていたんだ──
アルバート兄さんが先に2人の部屋に行ったのを見て、私は台所に向かう。人払して……、誰もいない。
軽く、料理をする。早く、美味しいものを。脳の疲労で寝てしまっているあの子のために。
「……ちゃんとした料理、持ってきたよ」
扉を開けてもらい、中に入る。あの子はまだ寝ていた。──私にできることをしないと。
「目の前にいるのが“悪い人間”だったとき……理想の為に人を殺 せる……？」
アルバート兄さんはあの子に問う。きっと、あの子なら何とかしてくれる……。作戦会議だ。
夜中、真っ暗な屋敷の中。
メイド達は2人に仕事を押し付ける。蝋燭と燭台を548個、綺麗にさせる。
アルバート兄さんが少し言うだけでメイド達は焦って逃げるように部屋へ戻る。……作戦、開始。
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わむ - 完結？ (2021年4月23日 19時) (
レス) id: 6836c6202c (このIDを非表示/違反報告)
黒こげスコーン(プロフ) - ちぃさん» コメントありがとうございます！ 今週土日には更新再開出来そうなので、頑張っていきます！ よろしくお願いしますね〜m(_ _)m (2019年7月11日 19時) (レス) id: 508af40629 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 面白くて一気によんでしまいました。受験勉強、大変でしょうが頑張ってくださいね。応援しております。 (2019年7月11日 9時) (レス) id: 1d9170a06b (このIDを非表示/違反報告)
黒こげスコーン(プロフ) - りとのおへやさん» コメントありがとうございます〜！！ もうそろそろ更新再開できそうなのでこれからもよろしくお願いします(｀･ω･´) (2019年7月5日 21時) (レス) id: 508af40629 (このIDを非表示/違反報告)
りとのおへや(プロフ) - 更新頑張ってください！ウィリアム大好きなんですよ！だからこの作品に出逢えたことに感謝です！めちゃめちゃ面白いです！ (2019年7月5日 21時) (レス) id: 534e38ce7a (このIDを非表示/違反報告)
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